
こちらのページでは、実際の授業の内容をご覧いただきます。授業で実際に扱った問題とともに、一番教室の授業の進め方を簡単にまとめた短い動画をご用意しました。
一番教室では、「小6・中1から指導をした全塾生が早慶附属高校に合格している」「塾生全員がハイレベルな全国模試(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)で成績上位を記録している」「中3の1学期から早慶入試演習を始められる」といった情報から、受験知識偏重型のように思われがちですが、実際は違います。少人数指導の利点を最大限に生かし、実際に手を動かして作業をし、じっくりと考察する機会を積極的に設けています。受験指導専門の講師の助言も得られる環境で「見て、触れて、考える」という豊かな経験を通した理解は、紙面上・スクリーン画面上での表層的な理解とは違った効果を生みます。早慶高校受験での合格だけに焦点を当てるのではなく、合格の先も見据えた指導をします。

中学部では講師が一方的に説明をする授業ではなく、生徒が主体となって様々な知識や技術について検証していく授業になります。実際に模型を組み立てる授業では、視覚と触覚を最大限に活用して、立体[空間]と平面とを行き来する貴重な経験ができ、思考力・観察力・分析力を磨くことができます。中学部の授業は最終的に、早慶高入試の過去問題などの複合問題の解法について、生徒が主体となって吟味していく「ゼミ形式の授業」となります。予習課題があるわけではなく、問題を解いたその場で解説へと進みます。最適な解法について意見を交換しながらクラス全体で検証を進めていきます。このような授業の様子は、動画「早慶に受かる理由」でご覧いただけます。

カッターのような道具を安全に使える環境、自分の手で平面の情報から立体を実際につくり出し、自分の目で見比べて考察をするだけの授業時間のゆとり、疑問点に対して的確に答え、かつ効果的な発問を投げかける指導者、理屈を理解しながら段階を踏んで高いレベルにまで到達できる授業構成。一番教室は豊かに学べる環境を提供します。「早慶高校合格の先を見据えたカリキュラム」「学年に1クラスのみの少人数指導」「3~4時間の授業時間」により、早慶高校受験専門の講師のもとで生徒たちがじっくりと考えられるゆとりをつくり出しています。
一番教室の授業は、「考えることがたのしい」「自分でやってみたい」「挑戦をするのが面白い」「新しい発見にわくわくする」「結果が出るまでつい粘ってしまう」というタイプの生徒には、非常に活用しがいのある塾となります。
生徒が主体となって進める「ゼミ形式の授業」を成立させるためには、「専門性の高い知識をしっかりと身につけている集団」であることが重要になります。自由闊達な意見交換によって知識の集積がなされるためには、クラス全体に専門性の高い知識がきちんと身についていなくてはなりません。そこで、一番教室のカリキュラムは、小学部から中学部の前半での学習の比重が非常に大きくなります。単元名だけを見ると、中学1年生の秋頃まではカリキュラム自体はさほど進んでいないように見えますが、そこには「便宜上中1単元として分類している発展内容」が数多く含まれており、決して、平易な内容をのんびりと学習しているわけではありません。先々の高度な学習内容を、最小限の労力で理解し、自在に活用できるレベルにまで到達するには、論理的に考えていくためのプラットフォームを構築する必要があります。難度の高い問題を掘り下げて考えていくためには、様々な視点から多角的に検証していく必要があり、その思考過程において、土台となる理解がゆらいでしまうようでは、十分に検証することも、理論を構築することも難しくなります。そのため、基盤づくりにはしっかりと時間を費やします。
一番教室の卒塾生は、中学受験を選択しなかった生徒がほとんどです。中学受験で私立中学を受験したことがある生徒は1名しかいません。近年はすべて中学受験の経験が一切ない生徒たちです。中学受験で早慶を目指して本格的に勉強をした経験のある生徒であれば、おそらくさほどの負荷にはならないはずですが、本格的に勉強をした経験がない生徒のお問い合わせが多いこともあり、中学1年生から通塾を開始する場合や転塾を試みる場合に、「小学部から中学部の前半での学習の比重が非常に大きい」というカリキュラムによって、学習のハードルが高くなっています。小学部から学習を継続しているクラスに追いつくためには、一時的に特殊なカリキュラムを組んで学習を進める必要がでてきます。結果的に、「理解の基盤づくり」に短期間で取り組まなくてはならなくなります。近年では指導要領の改訂があり、英語のカリキュラムを見直したことにより、中学1年生から学習を始める場合には、「便宜上中1単元として分類している発展内容」がぎゅっとつまった重厚な学習内容を、速度を上げて学ぶカリキュラムになっています。そのため、学習習慣がしっかり身についていることが入塾の際の必要最低限の条件となっています。加速する授業を愉しむためには、復習が十分になされなくてはならないからです。速度を落として学習を進めたい場合には、小学4年生からの通塾を検討していただけるようにお願いしています。
小学部から中学2年生を迎えるまでの期間に問題を見る目を養っていくことで、生徒たちは掘り下げて考えながら問題を解き進めることができるようになります。そこから、学習内容はどんどん高度になり、授業は加速します。学習内容そのものは複雑化していきますが、それと同時に生徒たちの理解力も向上するため、理解に要する時間や労力はぐんと減ります。しかし、その一方で、学習範囲は広がり続けるため、理解の定着に要する演習と既習内容の復習とに割かなくてはならない時間が増えていきます。学習の負荷は自然と増しますが、確実に使える技術が増えている手応えを感じられることで、生徒たちは前向きに取り組めるようです。こちらのページでは、「授業が加速する」とはどういうことなのかを図形の授業を通して説明します。
それでは、授業風景をのぞいてみましょう。