基礎から英語の学習を始めて「駿台中学生テスト(中1)11月」
小学部から学習を継続している生徒たちが中学1年生となり、初めて受験した「駿台中学生テスト」(11月)の個人成績表の写真です。「小学生クラス①基礎」のページ冒頭の「小学6年生継続クラス『駿台中学生テスト(中1)』に参戦」の個人成績表の学年よりも数年前の学年であるため、旧カリキュラムの進度が十分ではなく、小学6年生の時点で模試を受けたことがありません。
☟小4から英語を学び始めて3年8か月
中1「駿台中学生テスト」
英語 得点 95点 全国偏差値 69.5 全国順位 8位/2597人中 塾内偏差値 52.5 塾内順位 1位/4人中
☟小6から英語を学び始めて1年8か月 中1「駿台中学生テスト」
英語 得点 95点 全国偏差値 69.5 全国順位 8位/2597人中 塾内偏差値 52.5 塾内順位 1位/4人中
過酷な中学受験も何かしらの模擬試験も経験していないと、まずは模擬試験そのものに緊張し、「取れる」と思うとかえって焦り、わかったことに満足して問題用紙にメモした答えを答案に書き写し間違える…と、大変なことになります。改善点はいろいろとあるものの、2名とも95点でひとまず全国順位ひと桁には落ち着いています。いずれの生徒も英語の知識がゼロのところから学習を始めています。小学校の低学年から焦って英語を詰め込まなくても、学び方を間違えなければ自在に扱えるようになります。
国公私立難関高校を対象とした全国規模の模擬試験としては最大規模を誇る模試である「駿台中学生テスト」は、良質な問題や詳細な成績資料、正確な難関高校の判定が高い評価を受けています。全国模試(駿台中学生テスト)のデータの見方につきましては「なるほど!『駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト』個人成績表のデータの見方」をご覧ください。その上で、駿台中学生テストおよび駿台高校受験公開テストを受験した塾生全員の成績表の写真を掲載した「全国模試実績(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)」をご覧いただきますと、ちょっとした分析もできて面白いのではないでしょうか。
早稲田アカデミー主催の「開成高・国立附属高・早慶附属高 そして都立・県立トップ高志望者が集うハイレベル模試」である「難関チャレンジ公開模試2月」の結果も、「公開講座・説明会」のページでご覧いただけます(「小学4年生から/小学6年生から通塾して『難関チャレンジ公開模試』実績」をご確認ください)。
√3+√3はどうして
√6にはならないの?
「√3+√3=√6にはならない理由を考えてあなたのことばで説明してください。」に小学6年生が挑戦中。
小学6年生が学んだ知識を駆使してルートの計算について様々な角度から考えていく様子をご覧ください。
「共通点は何か」「相違点は何か」「他の問題に考え方を拡張して応用できないか」を常に考える姿勢が大切です。
小学生の間に模擬試験の経験を積み、中学部で結果を出す準備をすることも必要ですが、中学部の「学習内容の専門性を高め、加速しつつ複雑化していく学習」に備えるために、理解の基盤整備を済ませる、学習習慣を確立する、知識を運用するコツや自らのことばで工夫をして説明する技術を身につける、といったことも非常に重要になります。
小学生クラスは、中学受験をしない小学生、公立中学に進学する小学生を対象とした授業ではありますが、算数[数学]では、早慶高校受験に活用できる中学受験算数の技術も本格的に学びつつ、小学6年生の間に中学3年生までの計算単元を学習します。英語は、「日本語⇄英語」の変換が自在にできる技術を習得しつつ、中学部において難関模試にも対応できるよう、着々と先取りで準備を進めます。「ホーム・実績」の動画でご覧いただいたように、小学4年生から学習を始めて、着実に理解を積み上げ、中学2年生の秋に早慶高校受験の入試問題演習に取りかかれるカリキュラムを実現しています。「中学に入った段階で圧倒的な学力が確実に身についている」という見通しが立っている「先取り学習」ができるのは、早慶附属高校合格率100%の英数専門塾「一番教室」が本気で指導をする小学部だからです。
「小学生クラス②応用」のページは、小学6年生の期間についてまとめてあります。小学4年生から小学5年生の期間につきましては「小学生クラス①基礎」のページをご覧ください。
相似の知識ゼロから始めて
慶應志木の入試問題に挑む
早慶高校入試において圧倒的な合格率の高さを誇る一番教室。早慶高校受験レベルの入試問題が解けるのは、その1問を解くための特殊な解法を知っているからではありません。正しい理解ができていればきちんと解けるのが入試問題です。これを確認したのがこの動画です。「中学受験をしない小学6年生」が早慶高校入試の「立体の切断」に挑みます。
合格実績のある進学塾というと受験知識偏重型のように思われがちですが、そうではありません。授業では少人数指導の利点を最大限に生かし、自分で実際に手を動かして模型をつくってじっくりと考察する機会も設けます。それまでに学んだ知識を運用するよい機会でもあり、その先の理解を深める上で役立つ知識にもなります。
中学部から入塾をする場合は、同じ授業内容を速度を上げて学習します(動画「立体図形 見えていますか?」)。
小学6年生 継続クラスの学習内容
「小学4年クラス」が学習を継続し、小学6年生を迎えた時点で「小学6年生 継続クラス」となります。
小学6年生(継続) 数学の学習
「なぜ?」「どうして?」と疑問を持つこと、「共通点は何か」「相違点は何か」に目を向けること、「これまでの知識を応用して使えないか」と知識を運用することにこだわります。早慶高校入試の数学は公式の丸暗記では歯が立ちません。そこで、ひとつひとつの単元学習においても、生徒ひとりひとりに、これまでに学習した内容と新たに学習している内容とを結びつけて考え抜くことを求めます。初めて学習する単元であっても、失敗もものともせず、自分の力で考え、何度も挑戦して答えにたどりつく。そういう授業の中で生徒たちは数学の楽しさや面白さに触れていきます(冒頭の動画「√3+√3はどうして√6にはならないの?」)。
小学6年生を迎える時点で、基礎力養成期間を経て培った「工夫して速く正確に計算できる計算力」「割合や速さの文章題を、公式に頼ることなく仕組みを理解して、式を組み立てて解く力」を活用できる準備が整います。この処理力と理解力が学習を加速させます。
例えば「正負の数」の学習においては、「負の数」の扱い方を除いては、既に学習を済ませているため、「負の数」の扱い方さえ理解すれば、これまでの計算ルールがすべて活用でき、「小数」や「分数」も混合の四則演算も高校入試問題のレベルにもすぐに対応できるようになります。また、「文字と式」の学習においては、算数では扱わなかった「文字式の積商の表し方」を学習すると、中3単元(学習指導要領)の「展開」を一気に学び進めることができる準備が整います。
基礎力を鍛える期間を有効に活用したその先にあるのは、発展的な内容を上乗せしてもそう簡単には崩れない、そして、授業速度が加速しても対応できる「確かな学力」です。小学4年生から「割合や速さの文章題」においては公式に頼らずに理屈を考えて式を立て、計算を正確にやり抜いて答えを出す練習をしてきた積み重ねも活かされます(動画「知識がきれいにつながる一番教室の学習法」)。数学の学習に入ると、小学6年生の1学期のうちに、計算単元の幅を中1・中2・中3単元へと広げることも、文章題の難易度を一気に高校入試問題のレベルに引き上げることも可能になります。
図形単元は「平面図形(相似)」の学習と「立体図形(切断)」の学習を通して、平面と立体の行き来を体験します。実際にカッターでスポンジを切って切断面を観察し、平面にかかれた立体の情報と実物とを見比べます。「スポンジを切断する前に頭の中でイメージしていた形」と実際の切断面との観察を重ね、イメージをすり合わせていきます。こうして、平面に描かれた立体図形を見る目を養い、実際にスポンジを切らなくても早慶高校入試問題に対応できる力を養います。当然、平面上に描かれた立体が見えたとしても、答えにたどりつくまでには、平面図形の知識や計算の過程を経なくてはなりません。計算力をしっかりと鍛え上げ、ひとつひとつの図形の知識やその解法をしっかりと訓練しなければ難関校の入試問題には手も足も出ません。授業で扱う内容も高校入試問題のレベルが増えてくるため、練習量も当然のことながら増えますが、生徒たちは楽しそうに学習を進めています。
このように、計算単元も図形単元も、小学4年生からの継続した学習が活かされ、「小学6年生 継続クラス」の授業は一気に加速することが可能になります。宿題として復習すべき内容は、小学部(基礎)よりも難しい問題が増えますが、「授業の中ですべて解決をすること」「わからないこと・疑問点は粘って講師に質問をして解決すること」という学習のルールを守ることで、特に困ることにはなりません。また、生徒たちも「わからない内容を家に持ち帰るのは気持ちが悪い」と考えるため、学習の効果は保たれています。この時期になると、宿題に出されていなくとも、既習単元のうち、定着が怪しくなってきた単元のメンテナンスは各自で取り組まなければなりません。学習スタイルを、全国模試でひと桁の順位を取る「中学部の学習スタイル」に切り替えるタイミングです。
小学6年生(継続) 英語の学習
理解の基盤整備の最終段階においては、時制(現在・過去・未来および進行形)と基本的な接続詞とをほかの文法単元や知識と組み合わせ、融合問題としての演習を進めます。それまでに理解した知識や技術をどのように使い分けるのか、あるいはどのように組み合わせられるのかをじっくり考えながら演習を重ねます。様々な角度から、これまで理解した知識や技術を見直し、その運用のし方を学んでいくこの時期は、思考力が鍛えられ、学力が特に大きく伸びる時期にもなります。
この時期からは特に、授業内外でのメモの取り方について各々が工夫をしていく時期になります。問題を解く際の留意点、出題者の狙い、各自の間違えやすいポイントなどをしっかりと踏まえて演習に臨まないと、授業内でほとんど正解できなくなることから、勉強法も中学部のやり方へと切りかえていかなくてはなりません。
上記の動画の「『先の自分』のために取り組んでいること」(0:38)では、メモをとるポイントについて各々が説明しています。誰もが試行錯誤を重ねて自分なりのシステムを構築します。
理解の基盤整備を1学期のうちに済ませると、そこからは、文法の確認テストによる復習と併行して単元の学習を進める「中学部」の仕様になります。小学4年生から丁寧に積み上げた理解を土台に、本格的な英語文法の学習に進みます。
中1から入塾する「トップ・ギア・コース」と学習内容が重なることが多くなるため、合同で語彙のテストを実施したり、授業を受けたりする機会が増えます。「復習量[定着度]」「思考力」「運用力」「処理精度」が揃えば安定した正答率となります。ひとつ上の学年に交じって「勝った!」「負けた!」と競い合うことを楽しみます。
楽しいことばかりではなくなります。中学部の教材に合わせて、語彙を増やす必要性が高まることから、増えていく語彙を忘れてしまわないよう、空いている時間を活用してこまめに練習をしなくてはなりません。また、文法についても細かい要点もしっかりおさえられるよう、徹底的に復習を重ねてなくてはなりません。「できるようになる実感・わかることの楽しさ・増えていく知識の手応え」が「語彙や文法の徹底復習の大変さ」を上回れば、学習は円滑に進みます。
現在の「小学6年生 継続クラス」は、8月末から「中1トップ・ギア・コース」への飛び級に挑戦中です。これにより通常予定していたカリキュラムよりも先に進むことになります。
数学 カリキュラム
▶3時間の授業の中に図形の授業も含まれます。 |
2月 |
正負の数・正負の数の利用 |
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場合の数(演習)・規則性の問題 |
3月 |
文字と式・文字と式の利用 |
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1次方程式 |
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平行線と角(演習) |
4月 |
1次方程式・連立方程式 |
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三角定規・三角形と四角形の面積 |
5月 |
展開・因数分解 |
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三角形と四角形の面積 |
6月 |
平方根 |
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合同条件・相似条件 |
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コンパスを使って図形をかく |
7月 |
正負の数・割合と速さ |
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2次方程式 |
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作図・相似な図形 |
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日曜講座①:相似(基本) |
8月 |
方程式の文章題 |
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日曜講座②:相似(面積比) |
9月 |
方程式の文章題 |
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立体の体積 |
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日曜講座番外編:立体の切断 |
10月 |
相似(立体で活用) |
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比例・反比例 |
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日曜講座③:立体の切断 |
11月 |
比例・反比例 |
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平行移動・回転移動・対称移動 |
12月 |
方程式の文章題(総合問題) |
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作図 |
1月 |
比例反比例・総合問題演習 |
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作図 |
2月 |
方程式の文章題(総合問題) |
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立体図形 |
英語 カリキュラム
▶ひとつ上の学年とカリキュラムが揃った時点で飛び級を選択することができます。 |
3月 |
時制(過去・現在・未来) |
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総合演習 |
4月 |
代名詞① |
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総合演習 |
5月 |
itを主語にする文 |
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総合演習 |
6月 |
疑問詞疑問文③・there構文 |
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総合演習 |
7月 |
代名詞②・文型① |
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総合演習 |
8月 |
文型①・助動詞 |
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総合演習 |
9月 |
助動詞・接続詞② |
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総合演習 |
10月 |
接続詞② |
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総合演習 |
11月 |
接続詞②・文型② |
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総合演習 |
12月 |
文型②・接続詞③ |
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総合演習 |
1月 |
接続詞③ |
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総合演習 |
2月 |
動名詞・不定詞① |
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総合演習 |
小学6年生 新規クラスのご案内
小学5年生が終わる時期から授業を開始する「新小学6年生クラス」は、小学6年生から通塾を開始する生徒のための「小学6年生 新規クラス」です。小学4年生から学習を継続している「小学6年生 継続クラス」のカリキュラムに追いつくために、3倍~4倍の速度で学習を進めます。「小学4年生クラスのご案内」からここまでをひと通りご確認ください。「小学6年生 新規クラス」の最初の頃に学習する内容が「小学生クラス①基礎」の授業にあたります。「小学6年生 継続クラス」との違いも分かりやすいはずです。
※「小学6年生 新規クラス」につきましては、来年度[2024年]より大きな変更があります。特に英語は、一時的に「飛び級」をする特殊な募集になります。下記の「2024年度以降の新規募集クラスの変更点」をご確認ください。
早慶附属高校に安定して合格する「ゆるぎない学力」を築き上げるためには、堅固な土台となる「本質的な理解」が欠かせません。この理解の基盤があれば、非常に高度な学習内容も効率よく吸収できるようになります。現在では、小学4年生から学習を始めて着実に理解を積み上げ、中学2年生の秋には早慶高校受験の入試問題演習に取りかかれるようにカリキュラムを組んでいます。小学6年生、あるいは中学1年生から通塾を開始するクラスは、1週あたりの授業時間を増やして、このカリキュラムを進めるペースを上げることで調整をかけます。学習内容は授業の回数を重ねるごとに高度になり、入塾のタイミングが遅れるほど、継続クラスに追いつくことが大変になります。これまでに中学部での途中入塾者がほぼいないのはこのためです。
一番教室では、英語も数学もいずれの科目についても、中学受験経験者であろうとも、英検取得者であろうとも、塾生の全員に基礎から本格的に学び直すことを求めます。先々の高度な学習内容を最小限の労力で理解して吸収し、自在に活用できるレベルにまで到達するには、「試験の突破を目的とした小手先の技術」ではなく、「本質的な理解」が必要になります。たとえ容易に思えることであっても、侮らずに復習をすること、そしてその復習を継続することが大切です。入試直前期に優秀な成績を維持している塾生は、中学受験経験者でも英検取得者でもないことがしばしばです。これはおそらく「自分には特に有利な条件がない」という不安要素があることで、常に気を緩めずに学習に向き合えることが大きな要因であるようにも思われます。
一番教室の小学部は、英語はもちろん、数学についても中学部の学習内容を先取りし、まずは、早慶附属高校受験に向けた学力の土台づくりに取りかかります。小学校で学習する算数の知識は、やがては数学で塗りかえていくことになります。その塗りかえを小学6年生から始めます。
一番教室では、導入内容から分かりやすく説明をして、段階を踏んで学習内容のレベルを上げていきます。「段階的にレベルを上げる」という表現から、非常に平易な学習内容を扱っていくものと誤解されがちですが、あくまでも早慶附属高校受験に向けたカリキュラムを前倒して進める授業です。導入時は当然ながら平易な問題から扱い始めますが、学習内容の難度はひたすら上がり続けます。その中で「身につけた知識や技術を駆使して深く考えること」が求められます。「投げ出すことなく考え続けられること」「失敗にめげずに試行錯誤を重ねられること」はもちろん、「同じ失敗をくり返さない工夫をすること」「理解した内容を定着させるサイクルを維持できること」が大切になります。しかも、これらのすべてを本人の意志でやり通さなくてはなりません。そのため、学習の習慣づけや苦手科目の克服を目的として当塾を選択されることはお勧めできません。
学習の到達度につきましては「小学6年生の学習の到達度」をご確認ください。新規募集となる「小6新規クラス」の到達度につきましては、2024年からさらなる変更があり、かなりの上方修正となりました。
「習った知識を実際に使いこなせる道具にすること」を最重視した指導により、小学6年生の授業が終わる頃には、難度がかなり高い問題にも取り組めるだけの学力がつきます。このページの動画「知識を運用する力 日本語⇆英語の変換を楽しむ」や「√3+√3はどうして√6にはならないの?」でご覧いただきましたように、一番教室では、「徹底的に考え抜くこと」「粘って検証すること」「失敗から学んで工夫を重ね、結果にすること」を常に追求し、受験まで一貫した受験指導を行い、早慶附属高校に合格するのに十分な学力を築き上げます。
「中学受験を選択しない小学生」「公立中学に進学する小学生」のためのクラスですが、中学受験算数も取り入れながら、中学部の学習内容を前倒して、英語・数学の本格的な学習を進めていきます。回を重ねるごとに学習内容が複雑化するため、理解を定着させるための復習が欠かせません。一律に出された宿題で十分な定着が見込めない場合には、自ら進んで追加課題をもらいにくるようでなければ、授業で学習したことを使いこなせるレベルには到達できません。宿題で定着させた理解をもとに、授業において「考える問題」に取り組みます。一番教室の小学部の学習密度が濃いことは「駿台中学生テスト」において全国順位がひと桁、「難関チャレンジ公開模試」において全体順位がひと桁になっている事実からも明白です(「小学6年生継続クラス「駿台中学生テスト(中1)」に参戦」「小学部から英語の学習を始めて『駿台中学生テスト(中1)11月』」「小学4年生から/小学6年生から通塾して『難関チャレンジ公開模試』実績」)。
時おり、保護者の方にひきずられるようにして嫌々連れてこられるという気の毒なケースがありますが、一番教室の「徹底的に考え抜く授業」は生徒本人の興味や関心、積極的な意志がなければ、やはり長続きはしていません。最初の時点では早慶附属高校レベルの受験を視野に入れていなくとも、「考えることそれ自体が楽しい」「深く掘り下げて理解をしたい」「競い合うことが面白い」という生徒たちにとっては、一番教室は最良の選択肢となる塾です。
授業は、生徒ひとりひとりが考え、さまざまな発見をし、楽しみながら理解を深めていけるように工夫をして組み立てています。ゲーム感覚で競い合うような場面もあり、勝負を楽しむ生徒たちに人気です。「着実に積み重なる知識・技術が自在に使いこなせている」という充実感や達成感を味わうことができ、学ぶことの面白さや「なぜ?」「どうして?」と考えることの楽しみを実感できる授業です。
宿題がない週はありません。「授業の解説を反芻して、学習した内容を使えるようになるまで何度でも練習する。」これが宿題です。予習宿題はありません。すべてが復習内容になります。かつての1時間半の授業で進める「のんびりカリキュラム」でも、10か月も経つと2科目で週に6~10時間程度の分量(個人差があります)であったことからすると、現カリキュラムではかなりの時間を割かなくてはなりません。当然ながら、宿題に要する時間は、それまでの学習経験や要領のよさ、単元との相性などにより、かなりの個人差が出ます。ただし、最初は苦戦を強いられたとしても、復習を侮らずに訓練を積めば、理解が定着し、処理速度も上がるため、自然と状況は改善していきます。
現在のカリキュラムでは学習内容が増え、既習内容と合わせた復習はさらに重要性を増しています。さすがに、中学受験の勉強に真剣に取り組んでいる小学6年生ほどの負荷にはなりませんが、中学受験を選択しない生徒の勉強量としてはなかなかの負荷となります。個別の事情を考慮して宿題量を調整することも可能ですが、ある程度の演習量は確保しなければなりません。授業で扱う内容はかなり難しいものも含まれていますので、宿題の取り組みが十分ではない場合には、それ以降の授業についていくことがだんだんと難しくなっていきます。定着に要する演習量には個人差もあるため、随時個々の状況を判断しての調整となります。
小学6年生から学習を始める「小6新規クラス」では、お問い合わせの時点で基本的な学習習慣が確立していることが必要です。1回3時間半の授業となり、カリキュラムを進める速度がぐんぐん上がるため、学習習慣を一から築いていくだけの時間的なゆとりが十分にありません。最低限の学習習慣は身についている状態でお問い合わせください。もちろん、学習の質を向上させる方法や学力を伸ばすための宿題の取り組み方については、授業を進めていく中で、講師が細かく助言をして、よい形になるように指導をしていきます。
「小学6年生の学習の到達度」にも記載しましたように、一番教室の「習った知識を実際に使いこなせる道具にすること」を重視した指導により、旧カリキュラムの1時間半の授業でさえ、小学6年生の9か月程度の学習で様々な能力を習得していました。2020年度以降は3時間の授業となり、さらにできることが増えています。この学力の蓄積がすべて、中学部の学習の土台となっていきます。
一番教室では、入塾のお問い合わせの際に、実際に教材をご覧いただきながら、授業の展開のさせ方、塾生の学習の取り組み方、講師のサポートの内容などを個別に細かくご説明を差し上げる機会を設けております。興味のある方はぜひ一度足をお運びください。
小学6年生 学習の到達目標 (小6新規クラス)
数学 学習の到達度
▶2024年度以降、継続クラスに追いつくまでの授業時間は3時間半になります。 |
- 分母や分子に分数を含む計算[繁分数]も分数の仕組みを理解して正しく計算することができる。
- 正負の数の知識を用いて、分数を工夫して[部分分数分解して]正しく計算することができる。
- 正負の数の四則演算、文字と式、1次方程式、連立方程式、2次方程式の計算は、難関高校の入試問題であっても速く正確に計算できる。
- 1次方程式、連立方程式、2次方程式を解く際に、「次に書こうとする式はどのように工夫すると速く正確に計算できるのか」を考えながら計算をすることができる。
- 方程式の学習を通して、式のしくみを理解し、自在に変形することができる。
- 連立3元1次方程式が解ける。
- 平行線と角を理解し、角度を求めることができる。
- 組み合わされた図形の求積で、解法を使い分けることができる。
- 円・扇形の面積・周を求めることができる。
- 相似の知識ゼロから始めて立体の切断を学習して高校入試問題の一部が解ける。
- 中学受験算数の特殊算(旅人算・時計算・通過算・流水算・ニュートン算・仕事算・食塩水・売買損益・歩数と歩幅など)が解ける。
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数学 新カリキュラム
▶3時間半の授業の中に図形の授業も含まれます。 |
2月 |
整数・小数・分数の四則計算 |
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周期算・規則性の問題 |
3月 |
正負の数・文字式 |
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正負の数と文字式の利用 |
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平行線と角 |
4月 |
1次方程式・文章題(割合) |
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場合の数(並べ方) |
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三角定規・三角形と四角形の面積 |
5月 |
連立方程式・方程式の文章題(割合) |
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三角形と四角形の面積 |
6月 |
展開・因数分解・文章題(速さ) |
|
合同条件・相似条件 |
|
コンパスを使って図形をかく |
7月 |
平方根・2次方程式 |
|
作図・相似な図形 |
|
日曜講座①:相似(基本) |
8月 |
方程式の文章題(割合と速さ) |
|
日曜講座②:相似(面積比) |
9月 |
方程式の文章題(割合と速さ) |
|
立体の体積 |
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日曜講座番外編:立体の切断 |
▶合流後は継続クラスのカリキュラムで学習を進めます。
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英語 学習の到達度
▶2024年度以降、継続クラスに追いつくまでは中1トップ・ギア・コースで学習します。 |
- 単語の発音とつづりに関する法則を理解し、「単語の読み書きに苦労をしない技術」を習得する。
- 発音の理解も含めて1,000語程度の単語および300を超える熟語が読み書きできる。
- 名詞の可算・不可算の概念、不定冠詞や複数形の扱いを理解し、英文の中で自然に使うことができる。
- be動詞と一般動詞とを使い分け、英文の構造を理解して、過去時制(現在・過去・未来および進行形)を判断して英文を自在に組み立てることができる。
- 時制(現在・過去・未来および進行形)を使い分けた上で、be動詞と一般動詞(3単現を含む)が混在した問題において、否定文、疑問文・疑問詞疑問文への書きかえが自在にできる。また、疑問文・疑問詞疑問文に対して正しく答えることができる。
- 基本的な前置詞を使い分けて、英文の中で自在に扱うことができる。
- 様態の副詞、ときや場所を表す副詞(句)を使って、より豊かな表現で伝えることができる。
- 人称代名詞(再帰代名詞を含む)を自在に使いこなすことができる。
- 中学部の模試の特殊な問題に対応するための基礎技術を習得する。
- 助動詞を使い分け、的確に使いこなすことができる。
- 基本的な等位接続詞・従位接続詞を使い分けて、英文の中で自在に扱うことができる。
- there構文・文型を英文の中で自在に扱うことができる。
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英語 新カリキュラム
▶継続クラスに追いつくまでは中1トップ・ギア・コースに在籍し、週3回の授業でカリキュラムを進めます。 |
2月 |
phonics(発音とつづりの規則) |
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不定冠詞の理解・be動詞の文 |
3月 |
複数形・一般動詞の文 |
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some/any/no・3単現 |
4月 |
前置詞の理解・場所やときの前置詞 |
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副詞(句)の理解・can・前置詞の活用 |
5月 |
疑問詞疑問文①・総合問題演習 |
6月 |
命令文・未来表現 |
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人称代名詞①・接続詞① |
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人称代名詞②・進行形 |
7月 |
疑問詞疑問文②・代名詞① |
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過去時制・itを主語にする文 |
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疑問詞疑問文③・過去時制 |
8月 |
疑問詞疑問文③・代名詞② |
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文型①・助動詞 |
▶合流後は継続クラスのカリキュラムで学習を進めます。
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小学6年生 新規クラスの受講をご検討中の保護者の皆様へ
小学6年生から新たに学習を始める「小学6年生 新規クラス」は、学年がまだ小学5年生である2月から授業が始まります。小学4年生から学習を継続している「小学6年生 継続クラス」のカリキュラムに追いつくために速度を上げて学習します。2024年度の「小学6年生 新規クラス」は、カリキュラムがそろうまでの時期は、数学は17:30~21:00の時間帯で、英語は「中1トップ・ギア・コース」に在籍して学習を進めます。授業は中1の速度で進みます。本来の小学部は、講習会期間についても、お盆やお正月の時期を除き、各科目の授業を週1回のペースで実施しますが、こちらのクラスは継続クラスのカリキュラムに追いつくために、生徒と講師の時間を調整して授業をどんどん追加します。講習会期間の授業は時間帯も変更されます。
「通い始める時期をいつにしようか」と検討をされる場合には、通塾開始時期とそれぞれの長所・短所を簡単にまとめた「通塾開始のタイミング」を参考にしてください。
「小学6年生 新規クラス」は最初の2週間が無料体験期間となります。無料体験期間中に、授業への参加のし方、ノートの取り方、宿題や復習の取り組み方、確認テストに向けた準備のし方、再テストのルールや自習室の利用法など、学習を継続させるために必要となることを確認していきます。実際にやってみることで「継続する学習」の効果を実感してもらうことができます。体験期間であっても、確認テストで合格点に到達できない場合には、授業日以外に教室に来なくてはなりません。自習室も活用して練習を重ね、再テストに合格し、翌週の授業に向けて調整をかけます。授業で学習した内容を確実にできるようにするための1週間の学習サイクルをこの体験期間中に掴んでもらいます。
「小学6年生 新規クラス」は、かなり特殊なカリキュラムで進めていくため、「継続受講資格チェックテスト」と「入塾試験」を2回に分けて実施します。週1回の数学の授業に加え、「中1トップ・ギア・コース」での英語の授業が週に3回あり、復習のペースが追いついていることを確認する必要があります。まずは、2週間の体験期間の終了後、学習内容の定着を確認する問題を中心として作成した継続受講資格チェックテストを行います。テストの得点と体験期間中の学習姿勢とを併せて、ひとまず受講を継続しても問題がなさそうかを判断します。わずか2週間の授業内容ですので、それほど高度な問題にはなりません。「指導に沿って学習を定着させていく取り組みができているか」「問題に粘り強く取り組む姿勢があるか」「この塾で学習を継続する意志が本人にあるか」「進歩・向上につながる取り組みに対して前向きな姿勢があるか」をみています。また、「中1トップ・ギア・コース」と同じタイミングで、入塾試験を実施します。英語は「中1トップ・ギア・コース」と共通の問題です。学習を継続させるために必要な学力がついていることを確認します。正しい学習法を継続することにより、学力は着実に伸ばせます。
一番教室では、塾生の全員に極力授業を欠席をしないように呼びかけています。1回の授業の中で学習する内容が非常に濃く、欠席をすると勉強の負荷が急激に大きくなります。「小学6年生 継続クラス」から通塾を開始する場合には、習い事の掛け持ちについてはご注意ください。小学生の間に習い事やクラブ活動などに特に力を入れたいという場合は、かなり要領の良いタイプでない限りは、学習の継続は困難になるものと思われます。
入塾を検討される場合には、まず個別説明会をお申し込み下さい。独自開発の教材をご覧いただきながら、一番教室の指導方針、特殊なカリキュラム、独自の授業展開、学習管理法、現塾生の成績状況など、細かいご説明をさし上げます。ご質問やご相談も承ります。こちらは2時間半程度のお時間を頂戴します。
個別説明会で詳細をご確認いただいた上で、ご家族で十分にご検討ください。お越しいただいた方々に対して一番教室が無理に入塾を勧誘することは一切ありませんので、ご安心ください。
個別説明会につきましては電話でのご予約が必要となります。恐縮ですが、お電話をいただく前に、まずは一番教室のwebサイトをひと通りご覧いただき、一番教室の指導方針や授業へのこだわり、実際に成長していく生徒たちの様子をご確認ください。