中学受験をしない小学生対象の難関高校受験の先取り授業。
早慶附属高校合格率100%を誇る「一番教室」の小学部。

一番教室

03-6410-6171【お問い合わせ受付時間】12:00~22:00※土日・祝日も可。担当/小寺(こでら)

小学生クラス

小学部の授業風景
イメージを掴む「前置詞」

「駿台中学生テスト」「難関チャレンジ公開模試」で抜群の成績を記録している英語は小学4年生から学び始めます。

「前置詞」の導入授業です。英文に示された状況を、各自のからだや小道具を使って自由な発想で具体化させます。

知識偏重型ではない、「見て、触れて、考える」という機会を積極的に設ける一番教室の授業をご覧ください。※「紹介動画」の3つ目の動画と同じ動画です。

確実に計算力を鍛える方法

週1時間半の授業で進めても、毎週毎週の進歩の積み重ねにより、複雑な計算問題でもこらえて解ききる計算力がつきます。

小学生の期間を無為に過ごさない選択がここにあります。鍛え上げた計算力は入試において大きな武器となります。

綿密に組まれたカリキュラムと授業構成は「考える教材と授業」のページをご確認ください。


「費やした時間」に見合う成果がある

中学受験をしない小学生、公立中学に進学する小学生を対象とした授業ではありますが、算数[数学]では、早慶高校受験に活用できる中学受験算数の技術も本格的に学びます。英語は、「日本語⇄英語」の変換が自在にできる技術を習得しつつ、中学部において難関模試にも対応できるよう、着々と先取りで準備を進めます。「ホーム・実績」の動画「中2早慶入試演習 慶應義塾H24 英語」でご覧いただいたように、小学4年生から学習を始めて、着実に理解を積み上げ、中学2年生の秋に早慶高校受験の入試問題演習に取りかかれるカリキュラムを実現しています。「中学に入った段階で圧倒的な学力が確実に身についている」という見通しが立っている「先取り学習」ができるのは、早慶附属高校合格率100%の英数専門塾「一番教室」が本気で指導をする小学部だからです。

  • はじめに ~授業風景と到達レベル~
    1.成績 基礎から英語の学習を始めて
    「駿台中学生テスト(中1)11月」jump
    2.動画「相似の知識ゼロから始めて
    慶應志木の入試問題に挑む」jump
    3.中学受験を選択しない小学生が
    取り組む文章題 jump
    4.体験授業までの流れ jump
  • 小学4年生クラス
    1.小学4年生クラスのご案内 jump
    ✑ 小学4年生 学習の到達目標 jump
    ✑ 小学5年生 学習の到達目標 jump
    2.小学4年生の学習内容 jump
    ✑ 小5からの文章題 jump
    ✑ 小4英語 複数形カード jump
    3.小学4年生クラスの受講をご検討中の保護者の皆様へ jump
  • 小学6年生クラス
    1.小学6年生クラスのご案内 jump
    ✑ 数学 学習の到達目標・カリキュラム jump
    ✑ 英語 学習の到達目標・カリキュラム jump
    2.小学6年生の学習内容 jump
    3.小学6年生クラスの受講をご検討中の保護者の皆様へ jump


基礎から英語の学習を始めて
「駿台中学生テスト(中1)11月」

小学部から学習を継続している生徒たちが中学1年生になると、難関高校を目指す中学生が受験する全国模試「駿台中学生テスト」を受験するようになります。以下は「駿台中学生テスト」(11月)の個人成績表の写真です。

☟小4から英語を学び始めて3年8か月
 中1「駿台中学生テスト」

駿台中学生テスト個人成績表 中1 11月 英語 得点95 偏差値69.5 席次8位/2597人中

英語  得点 95点  全国偏差値 69.5
 全国順位 8位/2597人中
 塾内偏差値 52.5  塾内順位 1位/4人中

☟小6から英語を学び始めて1年8か月
 中1「駿台中学生テスト」

駿台中学生テスト個人成績表 中1 11月 英語 得点95 偏差値69.5 席次8位/2597人中

英語  得点 95点  全国偏差値 69.5
 全国順位 8位/2597人中
 塾内偏差値 52.5  塾内順位 1位/4人中

過酷な中学受験を経験していないこともあり、試験になると緊張してしまう。「取れる」と思うとつい焦ってしまう。「取れてたのに」「問題用紙にメモした答えを書き写し間違えてた」というザル状態の見直し力もここからなんとかしなくてはなりません。答案用紙のほうに正しく答えられない限り、できたことにはなりません。改善点はいろいろとあるものの、ひとまず全国順位ひと桁には落ち着いています。ふたりとも英語の知識がゼロのところから学習を始めています。小学校の低学年からあわてて英語を詰め込まなくても、学び方を間違えなければ自在に扱えるようになります。

国公私立難関高校を対象とした全国規模の模擬試験としては最大規模を誇る模試である「駿台中学生テスト」は、良質な問題や詳細な成績資料、正確な難関高校の判定が高い評価を受けています。全国模試(駿台中学生テスト)のデータの見方につきましては「なるほど!『駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト』個人成績表のデータの見方」をご覧ください。その上で、駿台中学生テストおよび駿台高校受験公開テストを受験した塾生全員の成績表の写真を掲載した「全国模試実績(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)」をご覧いただきますと、ちょっとした分析もできて面白いのではないでしょうか。

早稲田アカデミー主催の「開成高・国立附属高・早慶附属高 そして都立・県立トップ高志望者が集うハイレベル模試」である「難関チャレンジ公開模試2月」の結果も、「講座のご案内」のページでご覧いただけます(「小学4年生から/小学6年生から通塾して『難関チャレンジ公開模試』実績」をご確認ください)。

数年前から入塾をご検討いただいている皆様、お問い合わせをいただいた時点で、「小学部から学習を始めて中学部に上がる頃には本人も驚くような学力がついています」とお話し差し上げましたように、あの頃の塾生が実際に学力を伸ばしていることをご確認ください。きちんと学ぶことが大切です。

相似の知識ゼロから始めて
慶應志木の入試問題に挑む

早慶高校入試において圧倒的な合格率の高さを誇る一番教室。早慶高校受験レベルの入試問題が解けるのは、その1問を解くための特殊な解法を知っているからではありません。正しい理解ができていればきちんと解けるのが入試問題です。これを確認したのがこの動画です。「中学受験をしない小学6年生」が早慶高校入試の「立体の切断」に挑みます。

「見て、触れて、考える」という機会を積極的に設ける一番教室の授業の様子も同時にご覧いただけます。


  
中学受験を選択しない小学生が
取り組む文章題

割合の公式や速さの公式に当てはめて解くのではなく、必要な情報を問題文からくみ取って式を立てて解けるようにします。

小5 売買損益

近くの家電量販店で,1個300円の品物を50個仕入れてきました。仕入れてきた値段の2.5倍で定価をつけて売ると□個売れ,売れ残った品物は,定価の2割引で売るとすべて売れました。お客さんに1つの品物を送るためには,1つにつき送料が250円かかります。この送料は自分で負担しなくてはなりません。このとき,次の問いに答えなさい。

  • (1) 定価は何円ですか。
  • (2) 定価の2割引は何円ですか。
  • (3) 利益の合計が5500円のとき,□に当てはまる数を求めなさい。

小5 流水算

静水時の速さが時速27kmの船Aが,下流にあるP地点から60km上流にあるR地点まで行くのに2時間30分かかりました。このとき,次の問いに答えなさい。

  • (1) 船Aの川を上るときの速さ,および川の流れの速さはそれぞれ時速何kmか求めなさい。
  • (2) 船Aが川を下るのにかかる時間を求めなさい。
  • (3) 船Aが川を下るときに,もし,川の流れの速さが上るときの2倍であったとしたら,船Aが川を下るのに何時間何分かかるか求めなさい。
  • (4) 静水時の速さが時速29kmの船Bが,この川を下るのにかかる時間は何時間何分ですか。
  • (5) (4)において,船AはP地点からR地点に向かって進み,船BはR地点からP地点に向かって進みます。2そうの船が同時にそれぞれの出発地点から出発するとき,出会うまでにかかる時間は何時間ですか。

小5 時計算

7時から8時の間で,時計の長針と短針が作る角が190度になるのは何時何分何秒ですか。秒は帯分数で答えなさい。

小5 通過算

時速57.6km,長さ240mの列車Aと,時速72km,長さ□mの列車Bが,出会ってからすれ違うまでに15秒かかりました。このとき,次の問いに答えなさい。

  • (1) 時速57.6km,時速72kmはそれぞれ秒速何mですか。また,(列車Aの速さ):(列車Bの速さ),比の値もそれぞれ求めなさい。
  • (2) □を求めなさい。
  • (3) 列車Aがトンネルの中に完全に入っている時間が1分間であるとき,トンネルの長さと,列車Bがトンネルを通過するのにかかった時間(分)をそれぞれ求めなさい。
  • (4) 列車Bが線路沿いに立っている人の前を通過するのにかかる時間は何秒ですか。
  • (5) もし,出会うのではなく,列車Bが列車Aに追いついてから追い抜くという場合であったとしたら,追い抜くまでにかかる時間は何分でしたか。

小5 食塩水

濃さが18%の食塩水が400gあります。このとき,次の問いに答えなさい。

  • (1) この食塩水に含まれる塩の重さ(g)を求めなさい。
  • (2) この食塩水を□g捨てて,代わりに同じ重さの水を入れてよく混ぜたところ,4.5%の濃さになりました。このとき,□を求めなさい。
  • (3) (2)のあと,この食塩水を熱して,何gか水を蒸発させたところ,20%の濃さの食塩水になりました。何gの水を蒸発させましたか。

小6 ニュートン算

常に一定量の水が流れ込んでいる水槽があります。この水槽が満水になっているとき,ポンプを使って水をくみ出すという実験を行います。この水槽の水を同種類,同性能のポンプ4台でくみ出すと36分,5台でくみ出すと28分かかることが分かりました。これらの実験から,ポンプ11台を使うと何分で水をくみ出すことができるか求めなさい。

ほかの問題はこちら☞「小5からの文章題」

「中学受験はしないけれども、小学校の学習範囲をこえて、新しいことをどんどん知りたい」「算数が好きだから、いろんな問題を解けるようにしたい」「中学受験はしないけれども、中学受験の算数にも挑戦したい」「英語の勉強はほとんどしたことがないけれども、英語がわかって使いこなせるようになりたい」「英語がよく分からなくて気持ちが悪いから、きちんとわかるようになりたい」「頭をひねって考える問題に取り組むのが好き」「勉強で競い合うことも楽しい」…そんな意欲的な小学生に向けた授業です。早慶高校受験に照準を合わせて、着実に学力を伸ばしていきます。中学1年生あるいは小学6年生から学習を開始するクラスの学習速度をゆるやかにした授業が、小学4年生から学習を始めるクラスの授業です。中学部から入塾するトップ・ギア・コースであれば2か月もかからずに学び終える内容ですが、小学4年生の学習内容は、一番教室の中学部の学習の導入部にあたる、得点力を伸ばすための基盤となる、非常に重要な内容です。

公立中学に進む小学生を対象とする進学塾はいくつもありますが、着実に学力が伸びていることを数値で示せるのが「一番教室の指導」の強みです。実際に小学部で学習した成果を中学部においてハイレベルな全国模試(駿台中学生テスト)の数値で証明できます。ページ冒頭の動画「小学部の授業風景 イメージを掴む『前置詞』」のような少々はじけた授業もすべて、中学部の重要な学習に結びついています。一番教室の小学部の学習密度が濃いことは、中学1年生となった生徒たちがいずれも、「駿台中学生テスト」において全国順位8位、「難関チャレンジ公開模試」においても順位1位・5位となっている事実からもご理解いただけると思います。このページの冒頭の「小学部から英語の学習を始めて『駿台中学生テスト(中1)11月』」あるいは「講座のご案内」のページの「小学4年生から/小学6年生から通塾して『難関チャレンジ公開模試』実績」でご確認ください。彼らが受験した駿台中学生テスト・難関チャレンジ公開模試の個人成績表をご覧いただけます。また、数学についても、小学部から学習を継続している「中1継続クラス」の生徒、つまり、中学受験を経験していない生徒であっても、中学受験経験者に交じって、全国模試である「駿台中学生テスト(11月)」において偏差値69.6を出しています。中学受験経験者と肩を並べて早慶附属高校受験に臨むのであれば、有利な展開に運べるよう、小学生のうちにしっかりとした学力の土台を築いておきたいところです。

中学受験をする生徒や高校受験をする中学生がちょっと手こずるような問題にも、ひるむことなく意欲的に取り組む小学部の塾生の様子は、動画「早慶に受かる理由」でもご覧いただけます。「中学受験をしない小学生」が、間違えることも恐れずに、楽しみながら初見の問題にどんどん挑戦します。一番教室では、「和差算(1:33)」や「通過算(1:43)」「ニュートン算(2:13)」のような中学受験算数の技術を、「中学受験を選択しない小学生」が身につけます。「英検の勉強も英会話のレッスンもしたことがない、小学校の授業以外に英語に触れた経験がない小学生」が、英語のしくみをパズル的に理解して、身につけた語彙力を駆使して自在に英語に変換できるようになります。中学受験に向けて勉強をしている小学生たちが苦戦をするような算数の問題であっても、高校受験・大学受験をするきょうだいが困惑する英語の問題であっても、着実に理解を積み重ねてきちんと解けるようになります。

過熱する中学受験にふりまわされて、あるいは、公立中学に進む周囲の人々になんとなくつられて、学習の中身が伴わないまま時間ばかりが過ぎてしまう3年間よりも、長期的な視野に立ってしっかりと学力を積み上げる3年間に価値を置くという選択肢もあります。

子どもたちが様々な技能を習得して圧倒的な学力を手にするには、もっとも効果的な方法で、しっかりと時間を割いて取り組むことが肝心です。ひとつひとつの技術を丁寧に学び、丁寧に復習する。毎週毎週、その前の週よりも着実にできることを増やす。これを積み上げる3年間の威力を示せる材料のひとつとして、「駿台中学生テスト」や「難関チャレンジ公開模試」の実績をあげています。そして、このページの動画のひとつひとつがその軌跡です。

一番教室には、早慶高校受験において着実に結果を出せる学習法があります。小学4年生から学習を始めて、着実に理解を積み上げ、中学2年生の秋に早慶高校受験の入試問題演習に取りかかれるカリキュラムです(動画「中2早慶入試演習 慶應義塾H24 英語」)。「きちんと勉強に取り組もう」という気持ちがあれば、それを驚異的な学力の伸びに変換できる、最も効果的な指導法がここにはあります。これから大人になっていく子どもたちが、精神的にも成長をとげて、特殊な技術を自在に使いこなせるまでになるには、とにかく時間が必要です。入塾から卒塾までの流れは、動画「いつから学び始めても突き抜けることは可能」から始まる「早慶に合格する理由」をご確認ください。

一番教室では、小学部であっても、中学部と同じ学習姿勢で勉強をしていただきます。

  • 「なぜ?」「どうして?」にこだわって全力で考え抜く。
  •  自分の仮説が正しいのかどうかを粘って検証してみる。
  •  授業の解説を反芻して復習の効果を最大にする。
  •  わからないことは妥協せずに調べ、納得するまで質問し、解決をして先に進む。
  •  間違えることも楽しみながら新しい知識や技術をどんどん使ってみる。
  •  失敗から学んで工夫を重ねる。
  •  仲間との勝負を大いに楽しむ。
  •  周囲の人々のよいところを積極的に取り入れる。
  • 「進歩している自分」を楽しむ。
  • 「進歩できる自分」に投資する。

この学習姿勢は学年を問わず、塾生の全員に目指してもらいます。

2020年度以降、小学6年生から新たに学習を始めるクラスの授業は、各科目1時間半から3時間となり、学習速度はもちろん、取り扱う内容のレベルも上がっています。小学6年生の1年間のうちに小学4年生から学習を始めている「継続クラス」に追いつきます。さすがに小学4年生から学習を始めるクラスの授業ようなのんびりした雰囲気にはなりません。小学6年生から早慶附属高校受験の準備を本格的に進めています。また、中学1年生からの通塾を希望される場合には、一番教室では途中入塾という位置づけとなるため、大きな負荷のかかるカリキュラムを選択することになります。他塾で実施されている「新中学1年生のための中学準備講座」にあたるゆるやかなカリキュラムのクラスは設置していません。

新中学1年生からの入塾は、すでに小学部から学習を継続しているクラスのカリキュラムに途中から加わるべく、特殊なカリキュラムによって一気に追い上げをはかる中1特設コース「トップ・ギア・コース」のみの募集となります。小学部から学習を進めている継続クラスが中学部を迎える時点では、旧カリキュラム上の「中学2年生の学習範囲」に進んでいます。そこに転入するために集団で行う授業が「トップ・ギア・コース」です。中学1年生の冬休み前に継続クラスに合流する予定です。

「トップ・ギア・コース」は通常のカリキュラムではないため、「中学受験の経験などもなく、勉強をし慣れていない」「勉強があまり得意ではない」「要領がそれほど良いわけではない」「結構のんびり屋である」といった場合には、恐縮ですが「トップ・ギア・コース」の申し込みはまったくお勧めできません。こちらの特設コースでは、「高校受験でリベンジを狙う」という早慶志望の生徒はもちろんのこと、「勉強が面白いからどんどん新しいことを学びたい」「速度を上げて効率よく難しいことを勉強をしたい」という知的欲求が盛んな生徒たちに最適の授業と学習環境を提供します。

「通い始める時期をいつにしようか」と検討をされる場合には、通塾開始時期とそれぞれの長所・短所を簡単にまとめた「通塾開始のタイミング」を参考にしてください。

小学4年生から学習を始めるクラスにつきましても、中学受験準備や一番教室の中学部に比べれば緩やかに学習が進むというだけで、学習内容のレベルを下げるわけではありません。早慶高校受験を念頭に置いたカリキュラムを進めるにあたって最低限必要な学力が小学3年生までに養われていない場合には、進学塾であるため、お引き受けすることは困難になります。

2020年度以降、小学部においても簡単な入塾試験を実施しています。開講から3週間を無料体験期間とし、4週目に簡単な継続受講資格審査[入塾試験]を実施します。試験は、3週間の体験期間で学習した内容の理解を確認する問題が中心となります。この試験結果と体験期間中の学習姿勢とを併せて、継続して受講をしてもひとまず問題がないかどうかを判断します。わずか3週間の授業内容ですので、それほど高度な試験にはなりません。毎年「え?入塾試験の範囲はこれだけですか?」と驚かれるくらいの内容です。「指導に沿って学習を定着させていく取り組みができているか」「問題に粘り強く取り組む姿勢があるか」「この塾で学習を継続する意志が本人にあるか」「進歩・向上につながる取り組みに対して前向きな姿勢があるか」をみています。正しい学習法を継続することにより、学力は着実に伸ばせるため、本格的な入塾試験は中学部に上がる時点で行います。

このゆるやかな入塾試験で得点が取り切れない場合には、無理をして入塾しないほうが良いように思われます。これまで、ご家庭の強い希望で、ひとまず入塾を可としたケースはいずれも、長期的には学習意欲を維持できずに通塾が難しくなっています。入塾試験そのものよりも、勉強を継続させることのほうが大変です。「継続」や「集中」あるいは「時間管理」を苦手とし、そこを「工夫」していく気力がもたない場合にはやはり、長期的には離脱してしまいます。

一番教室は、早慶附属高校に合格することを最終目的とはせず、その先の学術研究を進めていく準備もする英語・数学の専門塾です。特殊な指導を効果的に進めるために「少人数・定員制」を採用しています。小学部では「個別に近い環境で基礎内容から丁寧に指導をする面倒見の良い補習塾」ととらえられてしまうことが多く、学力の立て直しを目的として入塾を希望されるお問い合わせが非常に多くありますが、学力の立て直しには活用し難い授業内容です。中学部の高度な学習内容を、速度を落として扱う先取り授業です。他塾と比較すると、学習単元名として挙げている項目が少ないため、基礎内容をゆっくりと学習するものと勘違いをされることもしばしばですが、授業で扱う内容そのものは決して平易ではありません。様々な要素が複雑に絡み、通常の学習単元名に分類しにくい内容を扱うため、項目として挙げているものが少なくなっています。一番教室の小学部の学習密度の濃さは、小学4年生・小学6年生から学習を始めて「駿台中学生テスト」「難関チャレンジ公開模試」で順位がひと桁になっている事実が裏付けています。

一番教室は他の進学塾とは異なり、「浅い学習内容で広い範囲をひと通り学習し、徐々に難度を上げながら何周もめぐらせていく『スパイラル方式』」は採用していません。ひとつひとつの知識を深く掘り下げて学習し、着実に定着をさせながら範囲を広げ、理解のレベルをどんどん上げていくという学習法をとっています。各部品の製造から始めて精密機械を組み立てるようなイメージです。ひとつひとつの部品となる知識や技術がしっかりと機能するモジュールをコツコツとつくり上げ、いくつものモジュールを組み合わせていくことで完成に至ります。精密機械のメンテナンスや機能向上と同じように、それぞれのモジュールのしくみと機能を熟知していれば、不具合が生じれば分解をして調整したり、新技術を取り入れた部品に入れかえたりすることが自在にできます。最新の技術を組み込むことでモジュール単位での進歩も可能になるばかりか、その精密機械をほかの精密機械とつなぐことでさらなる可能性を摸索できます。当然ながら、精密機械を組むのとは違い、学問には完成形がないため、いつまでも形をかえながら広がりを見せる奥深さがあります。そこが非常に面白いところです。

この学習法の難点は、それぞれのモジュールをしっかりとつくり上げるまでに時間と労力を要する点です。これが、一番教室のカリキュラムが、初めの頃にはほとんど進まないかのように表面上は見えてしまう理由です。しかし、モジュールが組み合わされる段階を迎えると、ダイナミックな変化が可能な、柔軟なシステムが構築され、「学び」の可能性はどんどん広がります。

一番教室の小学部は、中学部の複雑な学習内容を最も効率よく吸収するための下地作りを目的として授業を構成しています。生徒本人に学習を継続していく意志が足りない場合は中学部まで学習をつなげていくことは困難になりますのでご注意ください。また、ご家庭から「本人が『授業は楽しいから、授業だけなら通ってもいいけれど、宿題が大変だから塾は続けたくない。』と言っているので、宿題をやれなくても大目に見てもらえないでしょうか。」というご相談をいただくことが多くあり、これが退塾理由のほとんどとなっていますが、「宿題による理解の定着があってこそ、授業を愉しめる学力も維持できる」ということをご理解いただくしかありません。専門性の高い内容を扱うには、それに応じた学力が必要となります。学力が積み上がるサイクルをつくらなくてはなりません。また、理解を定着させずに全国模試(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)において上位の成績を維持することも不可能です。確かに、小学生から早慶受験に向けた指導をした卒塾生の全員が早慶附属高校に合格していますが、それは、誰もが「合格をして当然だ」といえる学力にまで鍛え上げたからであって、一番教室に通っていたからではありません。早慶高校受験は、誰でも合格できるような楽な受験ではありません。小学部から入塾をして、いきなり克己心をもって学習を継続できる生徒はなかなかいませんが、少しずつ成長をし、変化も柔軟に受け入れて目標を見据えてがんばり始める生徒もいます。

   

まずは、こちらのwebサイトをひと通りご覧ください。どのような指導を行う塾であるのかをご確認いただき、十分にご検討された上でお問い合わせください。


体験授業までの流れ
webサイトを確認
指導内容・方針を確認
個別説明会申し込み
電話にて日時を確定
個別説明会
長所も短所も徹底確認
ご家庭で検討
他塾と徹底比較・検討
体験授業申し込み
電話にて体験申し込み

小学4年生クラスのご案内

英語の学習を小学生から始めるために設けられた「小学4年英語クラス」が現在では算数の学習も併せた「小学4年生クラス」となっています。保護者の皆様からのご要望にお応えし、2019年より英語と算数の2科目で授業を進めています。現在のところ単科受講生はお引き受けしていません。

小学4年生から学習を始める「継続クラス」のカリキュラムは、小学6年生から学習を開始する「小6新規クラス」のカリキュラムとほぼ同じです。速度をゆるやかにして学習を進めるのが小学4年生から始まる継続クラスであり、小学6年生から新たに学習を始める新規クラスとカリキュラムが揃った時点で、クラスはひとつにまとまります。そこからは授業時間が3時間となり、授業の速度は新規クラスのペースに上がります。

小学4年生から学習を始める場合でも、学習速度をゆるやかにするだけで、学習内容のレベルは下げません。算数の指導は、中学受験の指導経験もある講師が、数学の学習に最も効果的に理解がつながるように計算をして算数・数学を指導します。

「ホーム・実績」の動画「中2早慶入試演習 慶應義塾H24 英語」でご覧いただいたように、現在の一番教室のカリキュラムは、小学4年生から学習を始めて、着実に理解を積み上げ、中学2年生の秋に早慶高校受験の入試問題演習に取りかかれるように組まれています。このカリキュラムのうち、小学4年生から小学6年生の2学期にあたる最初の段階では、一見すると学習単元がそれほど進んでいないように見えるかもしれません。しかし、実際には様々な要素が複雑に絡んだ、通常の学習単元名には分類しにくい内容を扱っています。関連する知識であれば、中学指導要領で中学2~3年生の範囲に分類されるものの導入部も含めて扱います。そのため、単元名で進度を把握することが難しいのが実情です。

学習が進むにつれて、扱う内容の専門性が高まるだけではなく、使いこなせる知識や技術もどんどんと増えていきます。知識と経験の蓄積により、クラスを構成する生徒の全員が、学力はもちろん、1つ1つの作業速度・精度も上げられるようになります。そのため、クラス授業に途中から合流することは非常に困難になります。そこで、一番教室のカリキュラムおよび新規募集クラスの設置についても見直し、2020年度より変更があります。過去のチラシや卒塾生のご家庭からの情報をもとに一番教室をご検討いただいている場合には、変更点を確認した上で再度ご検討ください(《新規募集クラスの変更点について》)。

これまでと同様、小学5年生からの新規募集クラスは設置しません。つまり、小学部の新規募集クラスは「小学4年生クラス」および「小学6年生クラス」のみとなります。定着を重視する指導により、学習を継続する期間に比例して扱える知識や技術が増えます。学習を開始するタイミングによって1回の授業の進度と復習量が異なります。小学6年生、あるいは中学1年生から学習を開始する場合、小学4年生から学習を継続しているクラスに追いつくために、カリキュラムの調整がつくまでは学習の負荷がかなり大きくなります。ご注意ください。「速度を上げてテンポよく勉強を進めたい」「挑戦し甲斐のある内容にどんどん取り組みたい」という場合には、「小学6年生クラス」あるいは、中1特設コース「トップ・ギア・コース」からの通塾をご検討ください。

一番教室では、早慶附属高校の受験に向け、小6あるいは中1から指導をした生徒の全員が、全国模試(駿台中学生テスト/駿台高校受験公開テスト)において成績優秀者として氏名を載せてきました。2017年度より成績優秀者の氏名掲載はなくなりましたが、一番教室の中学部では誰もが全国順位ひと桁を複数回記録しています(「全国模試実績(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)」をご確認ください)。小学4年生から学習を始めた生徒(当時の一番教室の小学部は英語単科でした)が、2021年度にようやく中学1年生を迎えました。その全国模試の受験結果がこのページの冒頭に記載されています(小学部から英語の学習を始めて「駿台中学生テスト(中1)11月」をご確認ください)。「難関チャレンジ公開模試」の受験結果は、「講座のご案内」のページの冒頭に記載されています(「小学4年生から/小学6年生から通塾して『難関チャレンジ公開模試』実績」をご確認ください)。国公私立難関高校を対象とした全国規模の模擬試験としては最大規模を誇る模試である「駿台中学生テスト」は、良質な問題や詳細な成績資料、正確な難関高校の判定が高い評価を受けています。早稲田アカデミー主催の「難関チャレンジ公開模試」は、開成高・国立附属高・早慶附属高そして都立・県立トップ高志望者が集うハイレベル模試です。いずれも早慶附属高校の合格可能性をはかる上で重要な指標となる模擬試験です。

この「結果を出す一番教室の授業」を小学4年生から開始するのが小学4年生クラスです。小学6年生が終了するまでの3年間で、英語は、途中で「飛び級」を選択しない場合、新しい指導要領における小学校の学習内容[これまでの中学指導要領における中学1年生の内容]までを扱う予定です。定着の状況によってはその先に進めます。算数は、中学受験の技術も取り入れながら、一番教室に中学1年生から入塾するクラスの1学期程度の内容まで学習を進める予定です。いずれの科目も、カリキュラムは定着の状況等を確認しながら調整をかけていきます。

飛び級制度は英語のみです。右記「継続クラスへの合流」をご覧ください(スマートフォンであれば、横長の画面にすると右に図が表示されます)。小学4年生からゆっくりと学習を始めた生徒が1年後、小学5年生として学習をしている期間に、その1つ上の学年では小学6年生から学習を始める小学6年生クラスが始まります。この1つ上の学年と進度が重なった時点で「飛び級」を選択することが可能です。「飛び級」を選択した場合、そこからは「小6新規入塾クラス」の授業となるため、授業曜日が変更になります。また、「小6継続クラス」に追いつくカリキュラムとなり、1回の授業も3時間に延びます。授業速度が上がり、復習しなくてはならない量もぐんと増えます。そして、小学6年生となる時点では中学部の授業に参加することになります。英語の授業曜日は1学年上の「中学1年生継続クラス」の授業曜日となり、授業時間は18時から21時までの3時間となります。早慶附属高校に合格する学力をつけるだけではなく、その先の学術研究を進めていく準備も始めるのが一番教室の中学部です。中学受験経験者も含むクラスとなり、授業の速度も上がるため、学習の負荷も当然ながら大きくなります。英語において「飛び級」を選択する場合は、上級学年のペースで学習を進めていけることを条件とします。ここで飛び級を選択しない場合には、そのままの速度、つまり、比較的ゆるやかな速度で学習を進めていきます。小学6年生を迎えると、このクラスとは別に、小学6年生から学習を始める新規募集クラスが始まります。そのクラスのカリキュラム調整ができた時点でクラスはひとつにまとまります。もちろん、小6あるいは中1から入塾する生徒たちは速度を上げて学習することに慣れているため、継続生はカリキュラムが揃うまでに学習の速度を段階的に上げておく必要があります。算数については飛び級制度はありません。現在では、小学4年生から学習を始めて、着実に理解を積み上げていけば、中学2年生の秋には早慶高校受験の入試問題演習に取りかかれるようにカリキュラムが組まれています(動画「中2早慶入試演習 慶應義塾H24 英語」)。敢えて飛び級にこだわらなくても、十分に高いレベルで学べます。

「小学4年生クラス」は、「小学6年生クラス」と同じように学習を進めていきますが、速度はかなりゆるやかになります。現時点での学習の到達目標は「小学4年生の学習の到達目標」の通りですが、定着の状況を確認しながら、上方修正をかけていきます。小学部の授業は、楽しく学べることが大切ですが、一番教室の「習った知識を実際に使いこなせる道具にすること」を重視した指導は変わりません。授業の参加者は、しっかりと復習をして、理解を定着させて授業に臨みます。そのため、中学受験をする小学生には遠く及ばないものの、宿題も十分に出ます。授業中の様子と学習成果は次の項目「小学4年生クラスの学習」でご確認ください。中学受験を選択せずに、高校受験に向けて着実に学力をつけることを選択するのであれば、「中学受験をしない選択が間違いではないことを確認できる十分な手応えが欲しい」と思うのは当然のことです。一番教室であれば、着実に学力を積み上げて、一般に難度が高いと考えられる問題も解けるようになります(このページの最初の動画「相似の知識ゼロから始めて慶應志木の入試問題に挑む」をご覧ください)。

小学4年生クラスにつきましては、生徒の募集期間を3月末日までとし、それ以降の追加募集は基本的に行いません。ただし、クラス授業への合流に必要な条件を満たしている(連続する補習授業に時間を割く余裕がある・学習に対して前向きな姿勢がある・ある程度の作業速度がある)場合においては、それ以降の途中入塾も可能とします。

小学部では、学習内容の定着を確認する目的で、学年更新となる時点で継続資格審査[学年更新試験]を実施します。こちらの試験は、授業内で実施する確認テストと同じレベルの問題で構成されていますが、問題数はかなり増えます。毎週少しずつ進んでいく授業内容を理解し、宿題にていねいに取り組んで復習を重ねていれば、授業内の確認テストと同じように点数がとれます。特別な対策は一切必要ありません。

小学部としての授業は小学6年生までとなります。中学部への継続を希望される場合には、英語と数学、2科目の入塾試験をご受験いただきます。現在の小学6年生クラスと同じように、中学部になる時点でクラスが再編成され、早慶附属高校受験に向けた勉強が本格化します。中学部から入塾する「トップ・ギア・コース」の生徒と合流するまでの1年近くを使って、英語・数学ともにゆるやかに学習の速度を上げていきます。学習の要領を掴めているため、特に大きな苦労はありません。



小学4年生 学習の到達目標

英語の到達目標

 ▶小学5年生を迎える時点で以下の内容ができるようになることを目指します。
  • 単語の発音とつづりに関する初歩的な法則を理解し、「単語の読み書きに苦労をしない技術」を習得するための土台を築く。
  • 発音も含めて400語程度の単語が読み書きできる。
  • 名詞の可算・不可算の概念、不定冠詞や複数形の扱いを理解し、数量表現と合わせて英文の中で自然に使うことができる。
  • be動詞と一般動詞(3単現を含む)とを使い分け、助動詞canの扱いも含めて、英文の構造を理解して、英文を自在に組み立てることができる。
  • be動詞と一般動詞(3単現を含む)、助動詞canが混在した問題であっても、否定文・疑問文への書きかえが自在にできる。また、疑問文に対して正確に、自然な表現で答えることができる。
  • 位置を表す前置詞の基本的な扱いを理解し、英文の中で上手く使い分けることができる。
  • 様態の副詞、ときや場所を表す副詞(句)を組み合わせて豊かな表現で伝えることができる。
  • 人称代名詞(主格・所有格・目的格)を自在に使いこなすことができる。

算数の到達目標

 ▶小学5年生を迎える時点で、以下の内容ができるようになることを目指します。
  • 整数・小数・分数のたし算・引き算・かけ算・わり算の計算を正しく行うことができる。
  • 日本語の文章から算数の表現をくみ取って数式(+、-、×、÷)に変換できる。
  • 整数・小数・分数の四則混合を正しく行うことができる。
  • 中学入試問題の計算ができる。
  • 計算の順序が分かり、□(四角)を含む計算を正しく行うことができる。
  • 線分図を使って連立3元1次方程式[和差算]の文章題が解ける。
  • 割合の公式に頼らずに問題文から式を立てることができる
  • 速さの公式に頼らずに問題文から式を立てることができる
  • 対頂角、錯角、同位角を含む角度の問題が解ける。
  • 場合の数において、順番に数え上げることができる。

継続クラスへの合流

α年度に入塾した小学4年生がその2年後に小学6年生になると「小6継続クラス」となります。このとき、「小6新規クラス」として同じ学年の生徒が新たに入塾します。この「小6新規クラス」が1回3時間の授業により速度を上げて学習し、カリキュラムが追いつくと1つのクラスにまとまります(合流①)。さらに、その翌年度にこの生徒たちが中学1年生になると「中1トップ・ギア・コース」として同じ学年の生徒が入塾します。このトップ・ギア・コースが補講も含めて膨大な時間を割いて速度を上げて学習し、カリキュラムが追いついたところでようやく学年は1つのクラスにまとまります(合流②)。

小4からのクラスへの合流のし方

小学部英語の飛び級

小学部での飛び級

β年度に入塾した小学4年生が小学5年生になるときに、ひとつ上の学年に「小6新規クラス」として1歳年上の生徒たちが入塾します。この「小6新規クラス」が速度を上げて学習し、小5の学習内容でカリキュラムが揃うと、小5クラスから「小6新規クラス」に飛び級をすることができます。ただし、授業時間が3時間となり、授業速度も上がるため、それまでののんびりペースではなくなります。


小学5年生 学習の到達目標

英語の到達目標

  • 発音も含めて700語程度の単語と200組程度の熟語が読み書きできる。
  • 名詞の可算・不可算の概念、不定冠詞や複数形の扱いを理解し、数量表現と合わせて英文の中で自然に使うことができる。
  • be動詞と一般動詞(3単現を含む)とを使い分け、助動詞can・willの扱いも含めて、英文の構造を理解して、英文を自在に組み立てることができる。
  • be動詞と一般動詞(3単現を含む)、助動詞can・willが混在した問題であっても、否定文・疑問文・疑問詞疑問文への書きかえが自在にできる。また、疑問文・疑問詞疑問文に対して正確に、自然な表現で答えることができる。
  • 基本的な前置詞を使い分け、英文の中で自在に扱うことができる。
  • 様態の副詞、ときや場所を表す副詞(句)を使って、より豊かな表現で伝えることができる。
  • 人称代名詞(所有代名詞を含む)を自在に使いこなすことができる。
  • 指示・命令、依頼、勧誘の基本的な表現を使いこなすことができる。
  • 形容詞の働きと副詞の働きを理解して使い分けることができる。

算数の到達目標

  • 整数・小数・分数の混在する四則計算を短時間で行うことができる。
  • □(四角)を含む計算で「□(四角)を含む分配法則」ができる。
  • 割合の表し方、百分率、歩合など自在に変換できる。
  • 中学受験の特殊算に分類すると,割合や速さの問題である「旅人算」「時計算」「通過算」「食塩水」「流水算」「売買損益」「仕事算」が解ける。
  • 円や扇形の面積を求めることができる。

小学4年生の学習内容

一番教室の数学の授業は小学6年生から本格的に始まります。小学4年生から学習を始める場合、小学6年生までの2年間を準備期間ととらえて、時間を有効に活用します。

小学4年生 算数の学習

一番教室の数学の授業は小学6年生から本格的に始まります。小学4年生から学習を始める場合、小学6年生になるまでの2年間を準備期間ととらえて、「計算力」や「場合の数において数え上げる力」をつけるだけではなく、「よみやすい答案をつくる工夫」や「製図器具を用いずに図形を正確にかく技術」などを習得します。

小学4年生の算数は、毎週1時間半の授業を継続することで、計算技術を着実に定着させるとともに、「日本語の文章から算数の表現をくみ取って数式(+、-、×、÷)に変換する目」を少しずつ養います。新しい内容を学習するときは、これまでに学習した内容とのつながりを生徒自身が発見できるように促し、掘り下げて問題を解き進められるように指導します。宿題は、理解を定着させることはもちろん、問題の処理速度と精度を向上させることを目的として、必要な量をしっかりと出していきます。さすがに中学受験のような大きな負荷はかかりませんが、中学受験を選択しない小学生としては少々負荷のかかる宿題に取り組むことになります

初回の授業は、整数の足し算・引き算・かけ算・割り算の筆算を確認します。ここでは「日本語の文章から算数の表現をくみ取って数式(+、-、×、÷)に変換すること」を意識しながら取り組み、今後の学習につながるように学習します。初回の宿題量はA3サイズで両面印刷2枚程度です。当然、学習が進むにつれて内容が複雑になっていくため、宿題量が増えていくこととなります。

どの学年においても、「自分でじっくり考えてくる」という宿題を出す場合を除いては、授業で習っていない内容を宿題に出すことはありません。授業で学習した内容をその翌週以降も使える技術として調整をかけることが宿題を行う目的となります。翌週の授業では、そこまでに学習した内容に関するテストを行い、定着の状況を確認します。

一番教室の確認テストは、初見の問題で構成されていますが、授業で学んだ解き方が身についていれば、つまずくことなく解けます。同一の問題でなくとも、きちんと解けるように指導しています。復習の不備や重なる計算間違いにより確認テストに合格できない場合には、授業日以外に登塾して追加の課題に取り組むことで、軌道修正をかけます。毎回の授業において、そこまでに学習した内容を定着させられていることを確認できる流れになっています。確認テストは学習内容が増えると、問題数が増えて問題を解く時間が延びることはもちろん、解説に要する時間、間違えたところを確認する時間なども延びることから、通塾になれた頃には、授業時間(1時間30分)外の時間(30分程度)で実施しています。そのため、帰宅時間が遅くなることをあらかじめご了承ください。

小学4年生の期間は、先々学習する、複雑化する単元学習に対応できるための、学力の土台をしっかりと築き上げる期間と捉えます。時間を味方につけ、毎週少しずつ、しかし着実に学力を伸ばすことに価値を置きます。「計算力」や「場合の数において数え上げる力」をつけるだけではなく、「よみやすい答案をつくる工夫」や「製図器具を用いずに図形を正確にかく技術」なども学びます。先々の学習の速度と効率を上げるための素地をつくるのが小学4年生の学習です。学習の土台を丁寧に築く指導は、授業時間をしっかりと捻出する一番教室の強みです。

「計算力」に関しては、中学受験においてもそうであるように、学習の初期段階できちんと身につけておくことが大切です。学習が進んで思考力を求められる複雑な単元を扱うようになった段階で計算力の重要性を痛感するようでは、重要な知識や技術を効果的に習得することができなくなります。「整数のたし算・引き算・かけ算・わり算」が正確にできるようにするために、一番教室の初回の授業は、「失点をおさえる筆算のかき方」の練習から始まります。2回目の授業には問題のレベルを上げてより複雑な練習をします。

「計算力を身につける」といっても、ただ計算ができればいいわけではありません。「計算の間違いを減らす工夫」、「よみやすい答案をつくる工夫」、「中学入試問題の計算が解ける力をつけること」に主眼を置いて授業を行います。計算単元の学習を進めながら、習得した計算単元を活用できる文章問題の単元を進めていきます。

今年度は開講から16回目の授業で線分図の描き方の学習〔和差算〕を行いました(動画「早慶に受かる理由」の「和差算の学習(1:33)」をご確認ください。「和差算」は中学受験をする小学生が最初の頃に学習する内容です)。この学習を通して、問題文の情報を正確に把握し、問題文にある複数の情報を線分図にまとめられるようにします。

中学受験をゴールとしていないため、中学受験塾のカリキュラムとは当然異なり、単元を扱う時期はやや遅くなります。ひとつひとつをゆっくりと学ぶために時期が遅れるわけではなく、学習する順序として、「理解しやすさ」や「定着させるまでにかかる時間」などを考慮してカリキュラムを組んでいるために、中学受験生の学習ペースとのずれが生じます。中学受験算数で苦戦をするパターンとしてよく見られる、「消化不良を起こしながら理解を伴わずにがむしゃらに処理量を増やす」という問題を引き起こさないためのカリキュラムです。小学5年生を迎える段階で、「何ができるようになったのか?」という問いかけに、自信をもって答えられる単元がないようでは、1年を費やした価値がわからなくなってしまいます。

年間カリキュラムだけではなく、毎回の授業もしっかりと計算をして組み立てています。分数の足し算・引き算を扱う授業では、通分を学ぶ際に、最小公倍数の求め方の工夫も学ぶことで中2単元・中3単元の学習につながるようにします。また、約分の練習の際に、最大公約数の求め方の工夫を学ぶことで高校入試問題にも活用できるようにします。中学受験で行き詰まりやすい単元である「割合」「速さ」の学習も、理屈からしっかりと理解をできるように学びます。あてずっぽうに公式にあてはめて解くような不毛なことはしません。すべての学習段階において、講師は明確な目的・意図をもって指導にあたります。

小5 公式に頼らない
「速さ」の文章題

(所要時間:2分49秒)

小学5年生では中学受験算数の「割合」「速さ」などの文章題を学びます。その際の複雑な計算を想定し、小学4年生クラスは、「中学入試問題の計算が解ける力」を鍛えることに重点を置きます。これまでに難しい計算問題に取り組んだ経験がなくても、「まずはやってみよう!」と積極的に取り組める前向きな姿勢があれば、授業内で困ることはまずありません。

2022年の11月の授業では、「計算力」を鍛えつつ、「場合の数」を用いて「数え上げる力」を、「図形の授業」を通して「製図器具を用いずに図形を正確にかく技術」を身につけています。2023年度からは、このカリキュラムをもう少し早い段階から始められるように現在上方修正をかけています。

2022年度小学4年生クラスの4月第3週・第4週の計算テストをご覧ください。学習が少しずつ進むのにあわせて、試験範囲も少しずつ広がります。

小4クラス 計算テスト4月①

小4クラスの計算テスト

小4クラス 計算テスト4月②

小4クラスの計算テスト

1枚目の計算テストは、授業6週目に実施した計算テストです。この計算テストにおいて、そこまでに学習した内容(1~5週目の授業内容)の理解と定着を確認しています。5週目までに学習した内容は、「整数の足し算・引き算・かけ算・わり算のミスを減らす筆算のかき方」と「周期算②」でした。

授業の冒頭で計算テストを実施します。生徒全員が解き終えたら、解説が始まります。生徒たちはその解説を解説用プリントに書き写します。交換採点をした後で、間違えた問題について、失点の原因を各自で分析して解説用プリントに書き込みます。計算テストが終わると、授業は新しい内容の学習に入ります。この日の授業では「周期算③」の内容を進めています。ここまでに学習した内容が、2枚目の計算テストの出題範囲になります。

2枚目の計算テストは、授業7週目に実施した計算テストです。1枚目の計算テストと2枚目の計算テストの違いは、問題の最後に「周期算③」の内容がつけ加えられているところです。

この2枚の計算テストの最後の問題は、中学受験算数の「周期算」です。一番教室では、4週目の授業で「周期算」を扱います。ここで「周期算」を扱う理由は、①「3週目までに学習した計算単元の理解と定着が確認できる内容であること」、②「調べて書き出す練習ができること」、③「考える問題であること」、④「ハサミなどの道具を使って確かめる作業が楽しいこと」が挙げられます。

中学受験用のカリキュラムと異なるのは、模擬試験に対応する必要がないからです。一番教室では、「学習のしやすさ」や「定着させるまでにかかる時間」を考慮することはもちろん、そこまでに学習した内容を活用できる「考える問題」になることを重視して学習する順番を決めています。

小学4年生の期間は、そこから先に学習する「複雑化する単元学習」に対応できるように、学力の土台をしっかりと築き上げます。その過程で、「中学入試問題の計算が解ける力」を身につけていきます。

つぎにご覧いただくのは、学習開始から8か月で実施した11月の計算テストの動画と実際の計算テストです。小学4年生の段階から、中学部の学習に効果的に接続できるように学びます。※動画は冒頭の2本目の動画と同じです。

小4クラス 計算テスト11月

(所要時間:1分29秒)

小4クラス 計算テスト11月

小4クラスの計算テスト

11月に入る頃、31週目の授業で実施した計算テストです。そこまでに学習した「整数、小数、分数の足し算・引き算・かけ算・わり算」をすべてあわせた問題を通して「中学入試問題の計算が解ける力」をつけていく途中の段階にあります。

この4問を解くのにかかったのは「29分22秒」です。まだまだ時間はかかりますが全問正解しています。この時期にはまず、正確に解けることを重視します。毎週の宿題にしっかりと取り組み続けることで、計算の速度も上がっていきます。この頃になると、計算単元を進める流れはひと段落し、新たな学習「割合」「速さ」に入るための準備に取りかかっています。

この計算テストでは計算スペースが広くとられています。「よみやすい答案をつくる工夫」として、「途中式を縦に並べてきれいにかく」という練習をしている時期です。途中式をすべてかかなくても計算はできますが、先々の計算が重くなった段階に備えて、途中式をかく練習をするために、端折らずにかくように指示をしています。算数の得点が伸びにくい生徒にありがちな、あちらこちらに計算の切れ端をかき、「どこに、何を計算したのかわからない答案」をつくらないことが肝要です。

入試に向けては、限られた短い時間で効率のよい見直しができるような計算のかき方を身につけなくてはなりません。一番教室の小学生は中学受験をするわけではありません。やがては数学を使って高校受験をすることになります。途中式をしっかりとかけることがますます重要になります。中学受験をする生徒たちにとっては、一見遠まわりに見える、あるいは計算が遅いと思われるようなやり方であっても、やがて必要とされる技術として、小学生から身につけていきます。途中式をしっかりとかいた上で、計算問題を解く速度を上げていきます。

つぎが小学5年生になる頃に実施する計算テストです。問題数が増え、内容も徐々に複雑になっています。試験範囲は「整数・分数・小数の計算」です。

小4クラス 計算テスト2月

小4クラスの計算テスト(表)

今年度の小学4年生ではなく、昨年の小学4年生が小学5年生になる前に取り組んだ計算テストです。この頃になると、毎週の授業と宿題とによる演習量が効果を表し始め、30分程度で解けるようになります。

一番教室では「考えることを愉しむ授業」が展開されます。様々な問題に、楽しそうに取り組む生徒たちの様子は、動画「早慶に受かる理由」の小学4年生「和差算の学習(1:33)」や小学5年生「通過算の学習(1:43)」、小学6年生「ニュートン算(2:13)」でご覧ください。一番教室の小学部においては、中学受験を選択しないにもかかわらず、「和差算」「旅人算」「食塩水」「売買損益」「時計算」「通過算」「流水算」「歩数と歩幅」「差集め算」「ニュートン算」などの中学受験算数の技術も取り入れて学習を進め、生徒たちは実際に使いこなせるようになります。小学4年生はこういった学習の土台づくりの期間でもあります。



小5からの文章題

小学4年生で身につけた計算力で解きます。

小5 通過算

時速75.6kmの8両編成の急行列車と,時速46.8kmの3両編成の貨物列車が走っています。急行列車がトンネルを通過するのに,先頭が進入し始めてから,前5両が完全に出るまでに2分55秒かかりました。また,貨物列車は同じトンネルを通過するのに,列車全体が完全に入ってから,列車の先頭が出始めるまでに4分31秒かかりました。トンネルの長さと,列車の1両の長さをそれぞれ求めなさい。ただし,車両の1両の長さは急行列車も貨物列車もすべて同じ長さで,車両のつなぎ目は考えないものとします。

小6 通過算

線路に沿った道路を、鉄子さんは分速80mの速さで散歩しています。鉄子さんは8分おきに電車に追いこされ、7分おきに電車とすれちがいました。電車の運転間隔はすべて一定であるものとするとき,電車の速さは時速何kmですか。

小6 流水算

一定の速さで流れる川でボートをこぎます。静水でボートが進む速さは一定です。ある地点Aでボールを川の下流に流すと同時に上流に向かってボートをこぎ始めました。そして,地点Aから上流に300mのところでボートを川岸につなぎとめて10分間休んだ後,下流に向かってこぎました。すると,地点Aから下流に1030mのところでボールに追いつきました。下流に向かってこいだ時間は,上流に向かってこいだ時間より4分長くかかりました。このとき,川の流れの速さは毎分何mとなるか求めなさい。

小6 歩数と歩幅

兄が3歩であるく距離を弟は5歩であるきます。また,兄が6歩あるく間に弟は7歩あるきます。これについて次の問いに答えなさい。

  • (1) 兄と弟のあるく速さの比を求めなさい。
  • (2) この2人が池のまわりをまわることにしました。スタート地点から反対向きに同時に歩き始めたところ,兄が300歩あるいたところではじめて弟と出会いました。そのままあるき続けてスタート地点まで1周すると,兄はさらに何歩あるきますか。
  • (3) 次に,同じスタート地点から,弟が先に120歩あるいた後,兄が同じ向きに弟を追いかけると,兄は何歩あるいたところで弟に追いつきますか。

小6 比

ある学校のマスクの色について調べたところ白のマスクと黒のマスクの比は7:6でした。そのうち,男の子の白のマスクと黒のマスクの比は3:4で,女の子の白のマスクと黒のマスクの比は6:5でした。このとき,白のマスクをつけている男の子と女の子の比を求めなさい。




小学4年生 英語の学習

英語の授業は、①「語彙の習得」②「文法の習得」の順に紹介します。

小学4年生から学習するクラスを開設したばかりの「小学4年生英語クラス(2018年度入塾)」は、非常にゆるやかなカリキュラムで学習を進めていたため、小学5年生の授業が開始する時点で書けるようになっていた単語の数は250語でした。このクラスが2020年度に小学6年生継続クラスとなり、6年生の12月の時点で、1,300語および人称代名詞、基本前置詞、基数詞・序数詞、250ほどの熟語を習得していました。この2018年度入塾の小学4年生は現在では中学2年生になっています。

単に語彙テストの範囲に指定されただけの単語や熟語の数ではありません。英文を組み立てる中で自在に取り出して使える[書ける]ことばの数です。一番教室ではクラスを構成する全員が、語彙テストで扱った範囲のことばを実際に使える[書ける]ようにします。

単語の数が増えるにつれて、テストの範囲も広がります。単語テストはマイナス2個までが合格です。不合格になった場合には、再テストがあります。また、授業日以外に2~3回登塾し、単語練習の進捗状況の確認を受けて翌週の単語テストに合格できる学習ペースに戻します。

小学4年生の単語テストの様子を動画でご覧ください。1本目は6月の単語テスト(100語)です。小学校低学年のお子さんが楽しくみられるように、一番教室オリジナル教材の複数形カードの絵柄を利用してつくりました。

小4クラス 英単語テスト6月

(所要時間:31秒)

2本目は9月の単語テスト(210語)です。テストの中で実際に書いている単語を一部書き出してみました。小学4年生ですので、実際のテストでは「檸檬」や「林檎」のような漢字は使用していません。

小4クラス 英単語テスト9月

(所要時間:19秒)

小学4年クラスの英語は、「発音とつづりの法則性(phonics)」についての学習を進めながら、英単語を10個ずつ増やしていくところから始まり、11月の第4週には350語および基数詞を覚えています。100語を超える頃から単語は授業内実施ではなくなります。授業が終わる頃から単語テストを開始し、テストを受け終えた生徒から順に帰宅をします。

一番教室では、「発音とつづりの法則性(phonics)」についての学習をある程度進めた上で、単語を覚え始めます。このphonicsの技術を活用することで、単語の習得はかなりラクになります。一番教室の小学部の生徒たちが特に大きな苦労もなく語彙を増やせているのは、この法則性を上手に活用できているためです。

小学部の学習では、語彙を習得する中で「発音とつづりの法則性(phonics)」をひと通り扱うところまでは、一時的に発音記号の代わりにカタカナやひらがなをあてて覚えていますが、中学部では発音記号に置きかわります。確かに、カタカナやひらがなをあてることに戸惑いを覚える保護者も多くおられます。しかし、実際に小学部の生徒が扱えるようになる語彙数をご確認いただき、新しいことばを吸収する速度を実感していただくと、最初のころに発音記号などにこだわるよりも、実はメリットがはるかに大きいということで、ご理解をいただけることがほとんどです。カタカナやひらがなの利用は、日本語を母国語とする子どもたちがアルファベットの文字列をパズル化して記憶しやすくするための一時的な措置です。そこから発音記号に置きかえることは非常に容易です。弱母音などによる音の変化も容易に理解できます。何より、実際にことばを覚えていかなくてはならない学習者の負担が、長期的な視野でとらえると驚異的に小さくおさえられることが、最大の利点と言えるでしょう。

生徒たちが単語を覚える際に多少なりとも苦労をする場面があるとすれば、英語を学びたての頃に「科目、教科 subject」のような、外来語としても聞きなれない言葉を覚えるときです。こればかりは慣れることしか手だてがありません。ただ、音がわかれば単語は容易につづることができるため、まずは聞きなれることが重要になります。ある程度ことばが増えてくると、単語の成り立ちの理解も進み、文字列の活用も上手くなるため、学習がさらに容易になります。また、phonicsを活用することで読み書きの技術は習得できますが、日本語そのものの語彙が少ない場合には、日本語でも語彙を増やさなくてはならないため、どうしても単語の習得に苦戦します。

単語の暗記のコツを掴み始める頃には、英文法の学習が始まります。

つぎにご覧いただくのは、現中学2年生が小学4年生のときの動画です。当時の小学4年生は、非常にのんびりと進めて、9月から文法の学習を始めました。英文を書き初めて3回目に、初めての英作文テストに挑戦しています。この内容は、現在の小学4年生クラスでは6月第3週の学習範囲となっています。

旧小4クラス 初めての英作文テスト

(所要時間:48秒)

初回の英作文テストはつぎのような「be動詞のis」を用いた英作文です。

  1.  That is a wallet.
  2.  That is my wallet.
  3.  This sour food is yogurt.
  4.  That long and thin fish is an eel.

英作文の学習に入る前に、不定冠詞の基本的な扱いについて学習しています。その理解を確認しながら、英文の組み立てを学習していきます。

小学部の英作文テストは、最初の頃は全6問で30点満点です。初めて目にする問題で構成されています。英文の丸暗記はしません。その場で考えて、英文を組み立てていきます。採点基準はかなり厳しくしています。大文字・小文字の間違いと文末処理の間違いについては各1点減とし、それ以外に中間点は与えられません。基本的に25点以上で合格になります。不合格になった場合には、授業日以外に登塾し、英作文の宿題を正しく進められていることを細かく確認します。

授業では英文の構造を理解しやすいように色分けをしています。確認テストに取り組むときも、授業中の演習と同じように色分けをしながら英文を組み立てていきます。最初の頃は、ボールペンや蛍光ペンの色を入れかえながら作業をするのにも時間がかかります。小学4年生のうちに日本語から英語への変換にも慣れ、英文を書く速度も格段に速くなります。

文法の学習が始まると、英作文で授業を進めていきます。

これまでに英文法を学習した経験が一切ない小学4年生であっても積極的に英作文に取り組んでいます。理屈を理解してしまえば、パズル的要素を楽しみつつ、日本語を英語に変換できるようになります。組み立てた英文がどんなことを表しているのかを生徒自身が理解できているため、見直しをする段階で文法的に齟齬がある部分を修正していくことができます。

一番教室では、特殊な口語表現でもない限り、英文の暗記は一切しません。「基本例文の暗記」は労力がかかる上に融通が利かないという問題があります。初めて目にする問題でも自在に英語に変換できる力を身につけることが重要です。融通の利かない、旧来の「丸暗記学習」を脱却して、柔軟に対応ができ、うまく使えるようになる学習法へと切りかえるべきです。一番教室では、学習した内容を使いこなせる英語力をパズル感覚で身につけます。中学部から途中入塾を希望される場合、最初に小学部の英作文テストを受験していただきますが、英検取得者や英語に自信があるという生徒たちも含め、これまでに8割に達した受験者は1名のみです。英文を丸暗記する学習法にはどうも限界があるように思われます。

動画「初めての英作文テスト」に登場している生徒が、ようやく中学1年生を迎えて受験した全国模試の結果がこのページの冒頭にある写真です(小学部から英語の学習を始めて「駿台中学生テスト(中1)11月」をご確認ください)。

小学4年生クラスと小学6年生クラス[中学1年生トップ・ギア・コース]の違いは学習速度です。学習内容は変わりません。1回の授業で進められる内容が少ないため、宿題となる範囲や量が違ってきます。学年が2つ[3つ]下であろうとも、英文法の理解にそれほど大きな苦労はありません。実際、時間が合えば小学5年生が中学1年生の「トップ・ギア・コース」の授業に参加することもありますが、特に問題は起こりません。

小4クラス はじめての複数形

(所要時間:1分07秒)

複数形を初めて学習した授業の様子です。理屈を理解したところで、つづりと発音を確認するテストに取り組みます。テストは、各自が変化表を思い起こして書き出せるよう、問題の左側に大きな余白を設けています。使用されている単語は指導要領外のものばかりですが、「発音とつづりの法則性に関する学問(phonics)」をうまく活用することで、無駄な暗記をせずに苦もなく複数形にできます。つづりをいちいち暗記しません。小学4年生であっても中学1年生から学習をする生徒たちと同じ問題を解きます。生徒たちは英語のしくみをパズル的に理解して、学んだ内容を自在に扱えるようになります。学習が進むにつれ、速度を大きく落とさずとも、学習内容のレベルを上げられるようになります。小学部は発音記号を使わないため、一次的にカタカナをあてて発音を表記していますが、中学部では発音記号に置きかわります。複数形のつづりと発音の法則を理解したところで、それを使ってカードゲームをします。ゲームを楽しみながら、目にしたものが自然と口から出てくるようになります。

授業においても、宿題においても、問題に取り組む際には、要点を正しくおさえながら解き進めることが重要になります。中学部の先輩たちの問題演習の取り組みをまねて、小学4年生も、組み立てた英文に解説を書き添えることに挑戦しています。英文を組み立てながら、自分のことばで要点を書き添えています。

プリントに書き添えられた解説を見れば、学習内容の理解度がわかります。

このページの冒頭の動画「小学部の授業風景 イメージを掴む『前置詞』」では「前置詞」の学習に入ったばかりの小学部の授業風景を紹介しています。英文に示された状況を、各自のからだや小道具を使って自由な発想で具体化させます。早慶高校受験において圧倒的な合格率を維持している一番教室ですが、知識偏重型の授業でもありません。「見て、触れて、考える」という機会を積極的に設けています。

丁寧に段階を踏みながら着々と学力を伸ばし、小学4年生の1月にはつぎのような英作文ができるようになります。小学6年生から通塾を開始する場合は7月に、中1トップ・ギア・コースからの入塾では4月に取り組む学習内容です。

柔らかくて湿っているからだと小さな丸いからのあるこの小さい生き物は、大変ゆっくりと動いて、庭の植物を食べる。

ナマズは、平べったい頭をして長いひげを口のまわりにはやしているウロコのない魚で、川や湖に生息している。

英文の組み立てを理解して、自分の頭で考えて、楽しみながら「日本語⇄英語」を自在に変換できるようになります。小学4年生であっても、理屈をしっかりと理解し、自在に扱えるように学んでいくことで、身につけた技術を上手に組み合わせて言語を変換するようになります。英文をいちいち暗記する必要がありません。パズル的思考で楽しみながら取り組めます。入塾の時点では、初学者であってもまったく問題はありません。むしろ、学習経験がない生徒のほうが、柔軟に楽しみながら英語に変換できるようになる傾向にあります。日本語で自分の考えをきちんと表現でき、新しいことを学ぶことに対する好奇心や柔軟性があれば、いつの時点から学習を始めても、英語の力は自然と伸びます。

小学6年生の後半になると、専門性を上げた中学部の教材に切りかわり、英文法の学習を進めつつ、意訳された日本語を英語に変換する練習をしていきます。



小4英語 単語テスト2月

小学4年生の2月にはA~Eに分けられた単語テストになっています。このテストを実施する時点では、A140語・B120語・C70語・D70語・E80語と基数詞などを覚えています。以下はA140語のうちの一部です。

小4英単語A(140)p1

phonicsの規則を確認しながら、少しずつ語彙を増やしていきます。小さな努力も積み重ねると大きな力となります。便宜上、通し番号がついていますが、これは単語を覚えていく順番とは一切関係ありません。




小4英語 複数形カード

複数形のつづりと発音を学習すると、一番教室の特製「複数形カード」を使った遊びを授業に取り入れます。

  ▼ 一番教室の特製「複数形カード」

複数形カード ©高ハシシノブ

©高ハシシノブ   

  ▼ キャベツとレタスを区別しよう

キャベツとレタス ©高ハシシノブ

©高ハシシノブ   

  ▼ ヴァイオリンとギターを区別しよう

ヴァイオリンとギター ©高ハシシノブ

©高ハシシノブ   

  ▼ ゾウとマンモスを区別しよう

ゾウとマンモス ©高ハシシノブ

©高ハシシノブ   

カードをめくる度に英語で読み上げることになっています。発音に誤りがあればその都度訂正をし、ゲームをしながら正しく読めるようにします。ゲーム終了後、手持ちのカードを正確に読み上げられない場合は、そのカードは無効となり、得点になりません。




授業のひとコマ

在籍生も卒塾生も非常に少ない塾で情報がない上に、“早慶高校受験合格率100%”“塾生全員「駿台中学生テスト」で全国順位ひと桁を記録”というフレーズから、ゴリゴリと勉強をする「厳しい塾」と思われがちな一番教室。授業の雰囲気もさぞかしピリピリしていることだろうとお考えでしょうが…

生徒たちはかなりのびのびとやっています。「勉強に真剣に取り組む」「できない理由を探す前にまず挑戦する」「簡単に投げ出さない」「逆境に思えてもマイナス発言をしない」「周囲の人々に迷惑をかけない」などの「学ぶ環境をくずさないためのマナー」を守る“大人”の生徒に向けた授業です。




小学4年生クラスの受講を
ご検討中の保護者の皆様へ

小学4年生クラスは、学年がまだ小学3年生である3月から授業が始まります。小学4年生クラスの授業曜日は水曜日と土曜日です。授業時間は各1時間半で、平常は16:00~17:30の時間帯で授業をします。小学部では、講習会期間についても、お盆やお正月の時期を除き、各科目の授業を週1回のペースで実施します。講習会期間の授業は時間帯が変更されます。

小学部は最初の3週間[各科目3回分の授業]は無料体験期間となります。無料体験期間中に、授業への参加のし方、ノートの取り方、宿題や復習の取り組み方、確認テストに向けた準備のし方、再テストのルールや自習室の利用法など、学習を継続させるために必要となることを確認していきます。実際にやってみることで「継続する学習」の効果を実感してもらうことができます。体験期間であっても、確認テストで合格点に到達できない場合には、授業日以外に教室に来なくてはなりません。自習室も活用して練習を重ね、再テストに合格し、翌週の授業に向けて調整をかけます。授業で学習した内容を確実にできるようにするための1週間の学習サイクルをこの体験期間中に掴んでもらいます。

小学4年生クラスは入塾の際の条件が3つあります。

「極力欠席をせずに通塾できること」

「学ぶことを目的として授業に臨むこと」

「すんなりとできるようになるまで粘って練習すること」

3週間の体験期間の終了後、そこまでの学習内容の理解を確認する問題を中心として作成した、簡単な継続受講資格審査[入塾試験]を行います。試験の成績と体験期間中の学習姿勢とを併せて、継続して受講をしてもひとまず問題がないかどうかを判断します。わずか1時間半の授業の3回分の学習内容ですから、それほど高度な試験にはなりません。「指導に沿って学習を定着させていく取り組みができているか」「問題に粘り強く取り組む姿勢があるか」「この塾で学習を継続する意志が本人にあるか」「進歩・向上につながる取り組みに対して前向きな姿勢があるか」をみています。正しい学習法を継続することにより、学力は着実に伸ばせるため、本格的な入塾試験は中学部に上がる時点で行います。一番教室は入塾そのものが難しい塾ではありません。レベルが上がっていく学習内容をきちんと定着させるための宿題[復習]に継続して取り組むエネルギーがもつかどうか、これがタイプによっては難しくなるというだけです。

中学部の学習内容を速度を緩めて学んでいくため、学ぶべき内容は決して平易というわけではありません。進学塾であるため、必要最低限の学力や学習姿勢がなければお引き受けすることはやはり困難です。

「通い始める時期をいつにしようか」と検討をされる場合には、通塾開始時期とそれぞれの長所・短所を簡単にまとめた「通塾開始のタイミング」を参考にしてください。

入塾を検討される場合には、まず個別説明会をお申し込みください。個別説明会は保護者のみの面接となり、生徒は同席できません。お越しいただくのはおひとかたでも結構です。2時間半程度のお時間を頂戴します。独自開発の教材をご覧いただきながら、一番教室の指導方針、特殊なカリキュラム、独自の授業展開、学習管理法、現塾生の成績状況など、細かいご説明をさし上げます。ご質問やご相談も承ります。

個別説明会で詳細をご確認いただいた上で、ご家族で十分にご検討ください。お越しいただいた方々に対して一番教室が無理に入塾を勧誘することは一切ありませんので、ご安心ください。

個別説明会につきましては電話でのご予約が必要となります。恐縮ですが、お電話をいただく前に、まずは一番教室のwebサイトをひと通りご覧いただき、一番教室の指導方針や授業へのこだわり、実際に成長していく生徒たちの様子をご確認ください。

小学6年生クラスのご案内

現在募集をしている「小学6年生クラス」は、小学6年生から通塾を開始する生徒のための「小学6年生 新規クラス」です。小学4年生から学習を継続している「小学6年生 継続クラス」のカリキュラムに追いつくために、小学4年生クラスの2~3倍の速度で学習を進めます。「小学4年生クラスのご案内」からここまでをひと通りご確認いただきますと、「小6継続クラス」との違いが分かりやすいものと思われます。

小学6年生から入塾をする「小6新規クラス」の授業は、2020年以降大きな変更が加えられています(《新規募集クラスの変更点について》)。授業時間は各科目3時間です。学年がまだ小学5年生である2月から授業が始まります。授業時間は本来は3時間ですが、最初の2週間は2時間の授業です。3週目から3時間の授業になります。講習会期間の授業は、時間帯も1週間の授業回数も平常とは異なります。

早慶附属高校に安定して合格する「ゆるぎない学力」を築き上げるためには、堅固な土台となる「本質的な理解」が欠かせません。この理解の基盤があれば、非常に高度な学習内容も効率よく吸収できるようになります。現在では、小学4年生から学習を始めて着実に理解を積み上げ、中学2年生の秋に早慶高校受験の入試問題演習に取りかかれるようにカリキュラムを組んでいます。小学6年生、あるいは中学1年生から通塾を開始するクラスは、1週あたりの授業時間を増やして、このカリキュラムを進める速度を上げて調整をかけます。この特殊なカリキュラムにおいては、基礎力養成期間の位置づけとなるのが小学6年生の冬休みまでです。学習内容は授業の回数を重ねるごとに高度になり、入塾のタイミングが遅れるほど、継続クラスに追いつくことが大変になります。これまでに中学部での途中入塾者がほぼいないのはこのためです。

一番教室では、英語も数学もいずれの科目についても、中学受験経験者であろうとも、英検取得者であろうとも、塾生の全員が基礎から学び直すことを求めます。先々の高度な学習内容を最小限の労力で理解して吸収し、自在に活用できるレベルにまで到達するには、「試験の突破を目的とした小手先の技術」ではなく、「本質的な理解」が必要になります。たとえ容易に思えることであっても、侮らずに復習をすること、そしてその復習を継続することが大切です。入試直前期に優秀な成績を維持している塾生は、中学受験経験者でも英検取得者でもないことがしばしばです。

「小学6年生から学習を始める生徒はおよそ10か月間でどのくらい学力を伸ばすのか?」これを「講座のご案内」のページの最初に掲載している「計算テストbefore/after」においてご確認ください。「中学受験をしない選択」をした上で「早慶高校受験を視野に入れる」のであれば、「小学生の期間を効果的に活用する方法」を模索することができます。

一番教室では、どの生徒も着実に学力が伸びていきます。一番教室で勉強をした小学生は皆、中学部の全国模試(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)において、非常に優秀な成績を記録しています。早慶附属高校の合格に向けて着々と学力が伸びていく様子が、客観的な数値でも確認できます(「全国模試実績(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)」をご確認ください)。一番教室では、早慶附属高校に合格することを最終目的とはせず、その先の学術研究を進めていく準備もするために、特殊なカリキュラムに沿って、専門性の高い内容を学習し続けます。

中学受験を選択しない小学生は、中学受験をする同級生の学力と自らの学力とを比較して、「自分に備わっている能力が劣っているせいで勝てない」と思い込む傾向にあります。これは単に「中学受験のための知識や技術を学べる機会がない」というだけで、本来の能力とは関係がありません。学べる機会を手にすれば、彼らの学力は目覚ましい伸びを見せます。一番教室の小学6年生クラスは、中学部の学習に備えるための基礎力養成クラスでもありますが、中学受験算数の技術も含めて早慶附属高校の受験につながる重要な知識をしっかりと教えていきます。実際に、小学部から学習を継続している「中1継続クラス」の生徒、つまり、中学受験を経験していない生徒であっても、全国模試である「駿台中学生テスト(11月)」において、数学で偏差値69.6を出しています。中学受験経験者と肩を並べて早慶附属高校を受験するのであれば、小学生のうちに数学の学力の土台を築いておくと有利になります。一番教室の強みは、理解を積み重ねて着実に学力を伸ばす指導力です。「理解した内容を実際に使いこなせるレベルに仕上げる」という指導が実践できている塾はごくわずかしかありません。

一番教室の小学部は、英語はもちろん、数学についても中学部の学習内容を先取りし、まずは、早慶附属高校受験に向けた学力の土台づくりに取りかかります。小学校で学習する算数の知識は、やがては数学で塗りかえていくことになります。その塗りかえを少し早い時期から始めます。「講座のご案内」のページに掲載している「小6 連立3元1次方程式」では、小学6年生から学習を始めた生徒が、初めて「連立3元1次方程式(中2単元)」に挑戦する様子をご覧いただけます。すでに学習した内容と新たな単元のきまりとを組み合わせて自らで考えて解き進めるように授業を組んでいます。

一番教室では、導入内容から分かりやすく説明をして、段階を踏んで学習内容のレベルを上げていきます。「段階的にレベルを上げる」という表現から、非常に平易な学習内容を扱っていくものと誤解されがちですが、あくまでも早慶附属高校受験に向けたカリキュラムを前倒して進める授業です。導入時は当然ながら平易な問題から扱い始めますが、学習内容の難度はひたすら上がり続けます。その中で「身につけた知識や技術を駆使して深く考えること」が求められます。「投げ出すことなく考え続けられること」「失敗にめげずに試行錯誤を重ねられること」はもちろん、「同じ失敗をくり返さない工夫をすること」「理解した内容を定着させるサイクルを維持できること」が必要です。しかも、これらのすべてを本人の意志でやり通さなくてはなりません。そのため、学習の習慣づけや苦手科目の克服を目的として当塾を選択されることはお勧めできません。

学習の到達度につきましては「小学6年生の学習の到達度」をご確認ください。新規募集となる「小6新規クラス」の到達度につきましては、2020年度以降、授業時間を3時間にしたことから、それ以前よりも速くカリキュラムを進められるようになっています。生徒たちの授業内の反応や定着の状況を見ながら臨機応変に調整をかけ、さらに上方修正を加えていきます。

「習った知識を実際に使いこなせる道具にすること」を最重視した指導により、小学6年生の授業が終わる頃には、難度がかなり高い問題にも取り組めるだけの学力がつきます。一番教室では、「徹底的に考え抜くこと」「粘って検証すること」「失敗から学んで工夫を重ね、結果にすること」を常に追求し、受験まで一貫した受験指導を行い、早慶附属高校に合格するのに十分な学力を築き上げます。

一番教室の小学部は、中学部になる時点で入塾試験を実施し、そこでクラスが再編成されます。小学生の間は、「中学部ほどには勉強の負荷が大きくない」、あるいは、「自宅から通いやすい距離にある」などの理由により、ひとまず一番教室を選択されるというご家庭もあります。ただし、小学校の学習内容の補習を目的として通うには、授業で扱う内容が難しすぎるため、適切な選択肢とは言えません。

「中学受験を選択しない小学生」「公立中学に進学する小学生」のためのクラスですが、中学受験算数の技術も取り入れながら、中学部の学習内容を前倒して、英語・数学の学習を進めていきます。回を重ねるごとに学習内容が複雑化するため、理解を定着させるための復習が欠かせません。宿題で定着させた理解をもとに、授業において「考える問題」に取り組みます。一番教室の小学部の学習密度が濃いことは「駿台中学生テスト」において全国順位がひと桁、「難関チャレンジ公開模試」において全体順位がひと桁になっている事実からも明白です。(「小学部から英語の学習を始めて『駿台中学生テスト(中1)11月』」「小学4年生から/小学6年生から通塾して『難関チャレンジ公開模試』実績」)。

時おり、保護者の方にひきずられるようにして嫌々連れてこられるという気の毒なケースがありますが、一番教室の「徹底的に考え抜く授業」は生徒本人の興味や関心、積極的な意志がなければ、やはり長続きはしていません。最初の時点では早慶附属高校レベルの受験を視野に入れていなくとも、「考えることそれ自体が楽しい」「深く掘り下げて理解をしたい」「競い合うことが面白い」という生徒たちにとっては、一番教室は最良の選択肢となる塾です。

授業は、生徒ひとりひとりが考え、さまざまな発見をし、楽しみながら理解を深めていけるように工夫をして組み立てています。ゲーム感覚で競い合うような場面もあり、勝負を楽しむ生徒たちに人気です。「着実に積み重なる知識・技術が自在に使いこなせている」という充実感や達成感を味わうことができ、学ぶことの面白さや「なぜ?」「どうして?」と考えることの楽しみを実感できる授業です。

宿題がない週はありません。「授業の解説を反芻して、学習した内容を使えるようになるまで練習する。」これが宿題です。予習宿題はありません。すべてが復習内容になります。2020年度以前の小学生クラス(1時間半の授業で進めていくのんびりカリキュラム)でも、最初は30分もかからないような宿題が、10か月も経つと2科目で週に6~10時間程度の分量になりました。当然ながら、宿題に要する時間は、それまでの学習経験や要領のよさ、単元との相性などにより、かなりの個人差が出ます。

2020年度以降、授業時間を1時間半から3時間に変更したことにより、1回に扱える学習内容が増え、既習内容と合わせた復習はさらに重要性を増しています。さすがに、中学受験の勉強に真剣に取り組んでいる小学6年生ほどの負荷にはなりませんが、中学受験を選択しない生徒の勉強量としてはなかなかの負荷となります。個別の事情を考慮して宿題量を調整することも可能ですが、ある程度の演習量は確保しなければなりません。授業で扱う内容はかなり難しいものも含まれていますので、宿題の取り組みが十分ではない場合には、それ以降の授業についていくことがだんだんと難しくなっていきます。定着に要する演習量には個人差もあるため、随時個々の状況を判断しての調整となります。

小学6年生から学習を始める「小6新規クラス」では、お問い合わせの時点で基本的な学習習慣が確立していることが必要です。1回3時間の授業となり、カリキュラムを進める速度がぐんぐん上がるため、学習習慣を一から築いていくだけの時間的なゆとりが十分にありません。最低限の学習習慣は身についている状態でお問い合わせください。もちろん、学習の質を向上させる方法や学力を伸ばすための宿題の取り組み方については、授業を進めていく中で、講師が細かく助言をして、よい形になるように指導をしていきます。

「小学6年生の学習の到達度」にも記載しましたように、一番教室の「習った知識を実際に使いこなせる道具にすること」を重視した指導により、旧カリキュラムの1時間半の授業でさえ、小学6年生の9か月程度の学習で様々な能力を習得していました。2020年度以降は3時間の授業となり、さらにできることが増えています。この学力の蓄積がすべて、中学部の学習の土台となっていきます。

一番教室では、入塾のお問い合わせの際に、実際に教材をご覧いただきながら、授業の展開のさせ方、塾生の学習の取り組み方、講師のサポートの内容などを個別に細かくご説明を差し上げる機会を設けております。興味のある方はぜひ一度足をお運びください。

小学6年生 学習の到達目標 (小6新規入塾クラス)

数学 学習の到達度

 ▶2020年度以降、授業時間が3時間になり、学習範囲が広がっています。
  • 分母や分子に分数を含む計算[繁分数]も分数の仕組みを理解して正しく計算することができる。
  • 正負の数の知識を用いて、分数を工夫して[部分分数分解して]正しく計算することができる。
  • 正負の数の四則演算、文字と式、1次方程式の計算は、難関高校の入試問題であっても速く正確に計算できる。
  • 1次方程式を解く際に、「次に書こうとする式はどのように工夫すると速く正確に計算できるのか」を考えながら計算をすることができる。
  • 方程式の学習を通して、式のしくみを理解し、自在に変形することができる。
  • 連立3元1次方程式が解ける。
  • 平行線と角を理解し、角度を求めることができる。
  • 組み合わされた図形の求積で、解法を使い分けることができる。
  • 円・扇形の面積・周を求めることができる。
  • 相似の知識ゼロから始めて立体の切断を学習して高校入試問題の一部が解ける。
  • 中学受験算数の特殊算(旅人算・時計算・通過算・ニュートン算・仕事算・食塩水・売買損益・歩数と歩幅など)が解ける。
一番教室で学習することの最大の利点は、知識が着実に積み上げられ、伸びていく学力を実感できることです。徐々に複雑になっていく計算単元についても、速く正確に処理できるようになります。ここで鍛えた計算力が土台となり、中学1年生から扱う高度な内容にも支障なく対応でき、中学部の学習も順調に進みます。図形の授業も進めます。中学受験で扱うような面積や角度を求める問題、相似の学習、立体の切断など、実際に自分の目で確かめる機会も設けながら理解を深めていきます。1回の授業で扱う内容は小学4年生から学習を始めた場合と比べてかなり多くなりますが、中学部の本格的な学習を進めるための基盤づくりを駆け足で、たのしみながらどんどん進めます。2023年度からは、小学6年生の学習が終了する段階で、中学2年生の内容を進めている状況になります。

数学 旧カリキュラム

 ▶1回1時間半の授業で学習を進めた旧カリキュラムです。隔週で図形の授業が入り、図形の授業がある週は授業が1時間延長されています。動画で表示される旧カリキュラムがこちらです。
6月 分数・正負の数
7月 正負の数
8月 文字式
9月 文字式・文字式の利用
10月 文章題の基礎・1次方程式
11月 文章題の基礎・1次方程式
12月 1次方程式・文章題
1月 文章題・連立方程式

数学 現カリキュラム

 ▶3時間の授業の中に図形の授業も含まれます。
3月 整数・小数・分数の計算・周期算
平行線と角
4月 四則混合
三角定規・三角形と四角形の面積
5月 四則混合・場合の数(並べ方)
三角形と四角形の面積
6月 正負の数・割合・速さの文章題
コンパスを使って図形を描く
7月 正負の数・割合と速さ
合同条件・相似条件
日曜講座①:相似(基本)
8月 正負の数・文字式・割合と速さ
作図・相似な図形
日曜講座②:相似(面積比)
9月 正負の数と文字式の利用・割合と速さ
立体の体積
日曜講座番外編:立体の切断
10月 1次方程式の解法・割合と速さ
立体の切断
日曜講座③:立体の切断
11月 連立方程式の解法と文章問題①
平行移動・回転移動・対称移動
12月 連立方程式の解法と文章問題②
作図
1月 連立方程式の解法と文章問題③
作図
2月 比例・反比例・総合問題演習


英語 学習の到達度

 ▶2020年度以降、授業時間が3時間になり、学習範囲が広がっています。
  • 単語の発音とつづりに関する法則を理解し、「単語の読み書きに苦労をしない技術」を習得する。
  • 発音の理解も含めて1,000語程度の単語および300を超える熟語が読み書きできる。
  • 名詞の可算・不可算の概念、不定冠詞や複数形の扱いを理解し、英文の中で自然に使うことができる。
  • be動詞と一般動詞とを使い分け、英文の構造を理解して、過去時制(現在・過去・未来および進行形)を判断して英文を自在に組み立てることができる。
  • 時制(現在・過去・未来および進行形)を使い分けた上で、be動詞と一般動詞(3単現を含む)が混在した問題において、否定文、疑問文・疑問詞疑問文への書きかえが自在にできる。また、疑問文・疑問詞疑問文に対して正しく答えることができる。
  • 基本的な前置詞を使い分けて、英文の中で自在に扱うことができる。
  • 様態の副詞、ときや場所を表す副詞(句)を使って、より豊かな表現で伝えることができる。
  • 人称代名詞(再帰代名詞を含む)を自在に使いこなすことができる。
  • 中学部の模試の特殊な問題に対応するための基礎技術を習得する。
一番教室の英語はパズル・ゲーム感覚で楽しみながら学習を進めていくため、算数・数学が好きな生徒にはピッタリです。学習した内容を使って自在に英文を操ることができるようになります。小学6年生の間に、高度な学習を進めるための下地をつくり、中学部の全国模試(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)においても誰もが高得点を記録しています。英語に対する抵抗感を持つことがありません。

英語 旧カリキュラム

 ▶1回1時間半の授業で学習を進めた旧カリキュラムです。授業はphonicsの学習を除いては英作文が中心になります。動画で表示される旧カリキュラムがこちらです。
6月 phonics(発音とつづりの規則)
7月 不定冠詞の理解・be動詞の文
8月 一般動詞の文・複数形
9月 some/any/no・副詞
10月 3単現・疑問詞疑問文
11月 疑問詞疑問文
12月 命令文・総復習
1月 総復習

英語 現カリキュラム

 ▶3時間の授業および追加補講を重ねて継続クラスに追いつきます。
3月 phonics(発音とつづりの規則)
4月 不定冠詞の理解・be動詞の文
5月 一般動詞の文・複数形
6月 some/any/no・3単現
7月 前置詞の理解・副詞(句)の理解
can・前置詞の活用・復習
8月 疑問詞疑問文①・復習
9月 総復習・命令文
10月 人称代名詞・復習
11月 副詞句②・疑問詞②
12月 it・疑問詞③・総復習
1月 進行形・過去時制・総復習
2月 未来時制・助動詞・総復習
 ▶継続クラスへの合流は数学よりも長い時間を要します。

小学6年生の学習内容

小学6年生 算数の学習

小6クラス 計算テスト2月

小6クラスの計算テスト表

小学6年生が中学生になる頃の計算テストです。上記のテストの問題数は20問です。1問5点、制限時間30分、合格点は80点です。不合格の場合は追加演習を行い、調整をかけます。出題の範囲は「整数」「小数」「分数(約分、通分、繁分数、部分分数分解)」「展開」「正負の数」「文字と式」「1次方程式」「1次不等式」「連立方程式」です。「繁分数・部分分数分解」は中学受験でも扱う内容です。中学受験の内容と異なる点は「正負の数の計算知識」をこれらの計算過程で確認している点です。一般に中学3年生で学習する「展開」も分配法則の学習と併せて学習します。こちらと併せて、現在は中学2年生になっている小学6年生が、「小6新規クラス」で学習していた内容も、「講座のご案内」のページの動画「小6計算テストバトル」や「計算テストbefore/after」および「小6 連立3元1次方程式」「小6 相似 確認テスト」においてご確認ください。

小学6年生から学習を始める「小6新規クラス」は、小学4年生クラスが毎週1時間半ずつ3年間で学習する内容を1年で学習します。1回の授業速度を上げて調整をかけます。

「小学4年生クラス」から学習を始める場合、小4~小5の2年間を準備期間ととらえて、「計算力」や「場合の数において数え上げる力」を身につけつつ、「よみやすい答案をつくる工夫」や「製図器具を用いずに図形を正確にかく技術」などを学びます。「小6新規クラス」は、およそ半年でこれらの調整をかけて学力の土台を固め、数学の学習に入る準備をします。

小学6年生、あるいは中学1年生は、四則演算の基本や分数の通分の確認から学習が始まります。あくまでも確認であるため、それほど時間はかけません。計算力の土台がないと、先々の学習が順調に進まなくなるため、これまでに本格的に勉強をした経験がなく、作業速度・作業精度が十分ではない場合には、そこから鍛えるべく、追加の宿題に取り組んでもらいます。「小学4年生クラス」がおよそ8か月をかけて、毎週の授業と宿題で練習を重ねて身につけた学習内容と技術を「小6新規クラス」は短期間のうちに集中して演習量を稼ぐことでできるようにしなくてはなりません。

現在のカリキュラムでは、中学1年生の8月には計算単元は中3単元(2次方程式)まで学習し終えます。中学2年生の間に、残るすべての単元学習は終了し、入試の過去問題演習を行う準備に入ります。

単元学習をひと通り学習した後、総まとめを行う目的で、知識が組み合わされた問題演習を通して、問題文から最適解を判断し、必要となる知識・道具を自在に使い分ける訓練をします。動画「早慶に受かる理由」において、「入試問題を愉しめる余裕を持たせるカリキュラム」として、生徒が主体となって早慶高の数学の入試問題の解法を吟味している「ゼミ形式の授業(3:40)を紹介しています。ここに至るために必要なことをしっかりと教えていきます。

小学4年生から通塾している「小6継続クラス」と同様に、早慶附属高校受験に活用できる中学受験算数の技術も本格的に学びます。実際に取り組んでいる文章題の問題は「中学受験を選択しない小学生が取り組む文章題」をご覧ください。

最初は四則演算の基本や分数の通分の確認から始まりますが、指導の目的は四則演算のやり方や通分そのものの学習ではありません。集中力・速度・精度を上げる途中式の書き方や、中2・中3単元の導入を兼ねた最小公倍数・最大公約数の求め方といった、その先の授業展開を見据えた学力の土台づくりを目的としています。計算は、少々複雑な問題を用いて速度を上げながら授業をします。ひとつひとつの授業は、その先の学習の展開をふまえた指導をします。小学6年生が学習する数学は、小学6年生が終了する段階では、一般には中学2年生が学習する内容を進めていることになります。

宿題に取り組む際には、授業中の説明をしっかりと辿って復習をすること、速度や精度を上げることを意識して計算練習に取り組むことが非常に重要になります。計算力に不安がある場合は、毎週しっかりと練習をして鍛え上げる「小学4年生クラス」から通塾することを強くお勧めします。「小6新規クラス」では、計算力を鍛えるべき時期に十分な力が身につかない場合、宿題や授業内演習に時間がかかりすぎて、重要な知識や技術を吸収・定着しにくくなるという問題を引き起こします。それを解決するには、宿題や練習時間に膨大な時間を追加で割かなくてはならなくなり、習い事や趣味の時間を徹底的に削るなどの厳しい調整が必要になります。「小学4年生クラス」の毎週毎週の積み重ねによる2年間分の訓練の威力は相当なものです。

「理解が不完全なまま、ひたすら演習を積み重ね、根性でできるようにさせる」というスタイルで何度も単元学習を学び直すやり方は非効率的です。必要になる知識をきちんと整理し、理解をしっかりと積み上げていけば、複雑な学習内容も、無駄な遠回りをせずに自然に吸収できます。回を重ねるごとに授業中の反応速度も上がり、新たに学習する単元の理解につまずくことはほとんどなくなります。一般的に定着に時間がかかると考えられている「2次方程式(中3単元)」の学習も、一番教室の学習法であれば、1回の授業で解決できます。



小学6年生 英語の学習

現在中学2年生となっている「小学6年生 新規クラス」は、小学6年生の1月中旬には700語を超える単語と200を超える熟語を覚えています。中学1年生になる時点では単語は1,200語程度になっています。小学6年生の単語テストは、発音とつづりの法則を覚えることを一番の目的としています。そのため、小学6年生の時点で覚えていく単語の順番は、中学1年生から入塾する生徒とは異なります。

単語テストは3問間違いまでが合格です。満点を目指して準備をして来るため、不合格になることはほとんどありません。

英語学習において最初の難関となるのが単語の読み書きです。単語の読み書きに大きな負担がないようにするための技術を小学生のうちに習得します。語数が増えるにつれ、単語テストに費やす時間も増えます。語数が非常に多くなると語彙テストは授業時間外での実施となります。

発音とつづりの法則(phonics)を確認しながら単語を覚えていく積み重ねが非常に大きな効果を発揮します。phonicsの知識を身につけることで、初めて目にする単語を自然と読めたり、聞いた音からつづりを文字に起こしたりすることができるようになります。単語を覚える速度も格段に速くなり、記憶にも残りやすくなります。単語の暗記の苦痛をいかに軽減できるか。これが、今後の学力の伸びにも大きく影響します。時間的に余裕がある小学生のうちに、先を見越して対策を講じています。

一番教室の英語は、学習したことを自在に使いこなせるように指導をします。発音とつづりの法則を覚えながら語彙を増やす一方、文法は英作文を中心に本格的に学習を進めます。模擬試験や入試問題に対応するための書きかえ問題などの処理技術も併せて学習していきます。文法は中学1年生の秋頃には大学受験レベルのかなり複雑な内容も扱えるようになります。中学2年生の1月には早慶高校入試の過去問題演習を始める準備が整います。

小学6年生の1月頃には継続クラスに追いつき、過去形を学習しています。授業は英作文が中心です。

2、3年前は、私たちの誰ひとりとして在宅勤務をしていなかった。

今朝は、ぼくのお姉ちゃんもぼくも、起きるのがあまり早くなかった。

私たちの隣人のマクダニエル夫妻は、その当時、広い庭つきの新しい家を欲しがっていた。

ディクソン夫人は昨夜、温かい牛乳を1杯飲んでから寝た。

英文の組み立てを理解して、自分の頭で考えて、楽しみながら「日本語⇄英語」を自在に変換できるようになります。入塾の時点では、初学者であってもまったく問題はありません。むしろ、学習経験がない生徒のほうが、柔軟に楽しみながら英語に変換できるようになる傾向にあります。日本語で自分の考えをきちんと表現でき、新しいことを学ぶことに対する好奇心や柔軟性があれば、いつの時点から学習を始めても、英語の力は自然と伸びます。

小学生の間は、単元を先へ進めることよりも、先を見越して不安材料を減らし、必要な場面でより効果的に力を発揮できるしかけをつくることを最優先としています。そして、語彙を増やせる準備と本格的な文法学習を進める基盤づくりが整ったところで、中学部で扱うべき学習内容をどんどん先に進めていきます。中学部においてハイレベルな模試で結果を出せる授業です(「全国模試実績(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)」「小学4年生から/小学6年生から通塾して『難関チャレンジ公開模試』実績」をご確認ください)。

一番教室の小学部は、中学部から始まる本格的な学習の導入部を丁寧に扱うために設けられています。中学部では、小学部で扱った範囲を学び直すことはなく、その先の学習に進んで、さらに理解を深めながら学ぶ範囲を広げていきます。2020年より小学部で扱う学習範囲を広げています。これにより、中学部からの入塾者がそこに追いつくためには、英語は週に7~8時間の授業が最低でも必要になります。回を重ねるごとに内容が複雑化し、「高度になる学習内容」と「増していく授業速度」とに遅れないように努力を重ねなくてはなりません。ある程度の要領のよさや多少の負荷をものともしない精神的強さ、そして粘り強さが必要になります。

英検を取得しているからといって必ずしも学習が有利になるわけではありません。むしろ、なんとなく処理をすることに慣れている場合がほとんどで、基礎からの学び直しをつい侮ってしまうこともあり、かえって授業についてこられなくなる傾向が見られます。中学受験に追われて英語に時間を割けなかった生徒や英語の学習に戸惑いを感じて英語に触れることを避けてきた生徒のほうが大きく伸びています。学び方を工夫しないと、自在に使えるようにはなりません。

他塾の学習カリキュラムと比較すると、一番教室の小学生クラスで学習する文法単元は少ないと思われるかもしれません。学習単元名として挙げている項目が少ないからといって、基礎内容をのんびりと学習するわけではありません。授業で扱う内容そのものは決して平易ではありません。様々な要素が複雑に絡み、通常の学習単元名に分類しにくい内容を扱うため、項目として挙げているものが少なくなっています。関連する知識であれば、中学指導要領では2~3年生の範囲に分類されるものの導入部も含めて学習しています。一番教室の小学部の学習密度が濃いことは、ページ冒頭に記載した、小学4年生・小学6年生から学習を始めて「駿台中学生テスト」および「難関チャレンジ公開模試」で順位ひと桁を記録している事実からも明白です。

ひとつひとつの内容を深く掘り下げて理解し、授業で扱った内容を自在に使いこなせるレベルにまで仕上げていくのが一番教室の授業です。単元名だけを見るとそれほど差がないように思えても、学習内容の深さが異なるため、積み上げた学力(=できるようになっていること)では大きな差になります。定着しないままに単元ばかりが進んでいく学習では無益です。「『単元名』が記載されていれば答えの出し方がわかる」というような学習法では時間を費やす意味がありません。「学習した内容がどのように組み合わされていようとも、自分の力で論理的に考えて答えが出せる」のが、本当に理解をした状態です。中学受験を選択せずに、公立中学に進学するのであれば、いずれは高校受験に向けた準備が必要になります。中学受験経験者と肩を並べて早慶附属高校レベルを受験する以上は、中学生になるまでに学習に費やした時間に見合うだけの学力が養われていることが望ましいでしょう。

これまでのところ、英検の学習をしてきた生徒であっても途中入塾が難しくなっています。これは選択問題を切り抜けるだけの学習をしてしまっているために、自在に英文を組み立てる力が身についていないことが原因です。一番教室では、一時的に試験を乗り切るための学習ではなく、英語そのものを理解する学習を進めていきます。英文の丸暗記はしません。理屈を理解して日本語と英語を自在に変換できるように学びます。一番教室の中学部が、全国模試(駿台中学生テスト・駿台高校受験公開テスト)において非常に高い成績を維持している理由はここにあります。

小6のシールコレクション

小学部の授業では、シールを集めていく企画があります。

単純にシールを貼っていく生徒ばかりではありません。自分でコメントを書き添えてひとコマ漫画風に仕上げたり、何枚かのシールを組み合わせて物語をつくったり、自分なりの楽しみ方を見つけています。

▼ うず巻き状にシールを貼る

うずまき状に1から100までの番号が振られたマスのあるシートにさまざまなシールが貼られている写真

▼ ひとコマまんがタイプ

スクーターに乗る和尚さんのシールに生徒の手書きのコメント「パラリラ♪パラリラ♪」「若いものには負けんぞ!」
機関車の前の部分がザビエルの顔になっているシールに生徒の手書きのコメント「不審者トー〇ス」

▼ 2枚のシールの組み合わせ技タイプ

歩くパンダと寝転ぶパンダの2枚のシールを組み合わせて、けんかをしているように見せた作品
歩くパンダ+寝るパンダ
=けんかパンダ
床几に座る赤備えの井伊直政のシールの頭に刀のシールを貼り、頭を叩かれて首がめりこんだように見せた作品
床几に座る武将+刀
=叩かれてちぢむ人

▼ 文字なしでもセリフが伝わるタイプ

左手を上げたネコのシールと、頭にネクタイを巻いて右手にビール瓶をかかげた酔っぱらいのクマのシールとを組み合わせて、宴会で意気投合した2人のように見せた作品
健全な小学生の作品…
足を組んで座って新聞を読むイヌのシールの背後に、買い物用カートに缶の飲み物を入れようとしているネコのシールを組み合わせて、新聞を読んでいるひとに飲み物を差し出しているように見せた作品
「はい どうぞ。」
座布団を枕にして頬杖をつきごろりと寝転んだパンダのシールの背後に、掃除機をかけている犬のシールを組み合わせて、掃除の邪魔になっているひとのように見せた作品
「お父さん どいて。」
駆ける飛脚を後ろから火消し棒で突く火消し
道具の使い方が違う…
スイカを十文字槍で突く赤備えの真田幸村

▼ 組み合わせてパノラマ写真タイプ

マスを4マスのびのびと使って、低木から顔をのぞかせるキリンやウサギやゾウ

▼ マスが進むと物語が展開するタイプ①

追われるねずみ小僧
千両箱を抱えて逃げるねずみ小僧のシールとそれを追う十手持ちのシール






その先で待ち構えている刀を持った沖田総司のシール
袋のねずみ

▼ マスが進むと物語が展開するタイプ②

「もう一本お願い。」
パンツ一丁でネクタイを頭に巻き、ビール瓶を握ってごきげんになっている酔っぱらいネコのシール



「はい、喜んで!」
元気いっぱいの表情
前掛けをしてバンダナを巻き、お盆にジョッキを2つのせて、大きく口を明けた店員らしきネコのシール

…に見えたのですが…

左のコマを足されると急に表情が変化した気が…

店員らしきネコのシールに向かって、銃を突きつける坂本龍馬のシール

小学6年生ののびやかな発想と機知には、いつも感心させられます。

ここでも井伊直政、真田幸村、沖田総司、坂本龍馬のシールが使われていますが、日本史に興味がある生徒が多く、歴史上の人物についてのシールは常に人気です。

どのシールを使ってどういう展開にすると面白くなるか。生徒たちはいろいろと策をめぐらせながら、楽しそうにシールを集めています。


小学6年生クラスの受講を
ご検討中の保護者の皆様へ

小学6年生から新たに学習を始める「小学6年生 新規クラス」は、学年がまだ小学5年生である2月から授業が始まります。小学4年生から学習を継続している「小学6年生 継続クラス」のカリキュラムに追いつくために速度を上げて学習します。2023年度の「小学6年生 新規クラス」は、18:00~21:00の時間帯で月曜日に数学、水曜日に英語を学習します。本来の授業時間は3時間ですが、体験授業期間にあたる最初の2週間は2時間授業となります。3週目からは3時間の授業です。小学部では、講習会期間についても、お盆やお正月の時期を除き、各科目の授業を週1回のペースで実施しますが、こちらのクラスは継続クラスのカリキュラムに追いつくために、生徒と講師の時間を調整して授業をどんどん追加します。講習会期間の授業は時間帯が変更されます。

「通い始める時期をいつにしようか」と検討をされる場合には、通塾開始時期とそれぞれの長所・短所を簡単にまとめた「通塾開始のタイミング」を参考にしてください。

小学部は最初の3週間[各科目3回分の授業]は無料体験期間となります。無料体験期間中に、授業への参加のし方、ノートの取り方、宿題や復習の取り組み方、確認テストに向けた準備のし方、再テストのルールや自習室の利用法など、学習を継続させるために必要となることを確認していきます。実際にやってみることで「継続する学習」の効果を実感してもらうことができます。体験期間であっても、確認テストで合格点に到達できない場合には、授業日以外に教室に来なくてはなりません。自習室も活用して練習を重ね、再テストに合格し、翌週の授業に向けて調整をかけます。授業で学習した内容を確実にできるようにするための1週間の学習サイクルをこの体験期間中に掴んでもらいます。

3週間の体験期間の終了後、学習内容の理解を確認する問題を中心として作成した、簡単な継続受講資格審査[入塾試験]を行います。試験の成績と体験期間中の学習姿勢とを併せて、継続して受講をしてもひとまず問題がないかどうかを判断します。わずか3週間の授業内容ですので、それほど高度な試験にはなりません。「指導に沿って学習を定着させていく取り組みができているか」「問題に粘り強く取り組む姿勢があるか」「この塾で学習を継続する意志が本人にあるか」「進歩・向上につながる取り組みに対して前向きな姿勢があるか」をみています。正しい学習法を継続することにより、学力は着実に伸ばせるため、本格的な入塾試験は中学部に上がる時点で行います。

一番教室では、塾生の全員に極力授業を欠席をしないように呼びかけています。1回の授業の中で学習する内容が非常に濃く、欠席をすると勉強の負荷が急激に大きくなります。小学部の場合はペースを取り戻すまでに1か月近くかかることがあります。小学4年生からではなく、小学6年生から学習を始める場合には、習い事の掛け持ちについてはご注意ください。小学生の間に習い事やクラブ活動などに特に力を入れたいという場合は、かなり要領の良いタイプでない限りは、学習の継続が困難になる恐れもあります。

入塾を検討される場合には、まず個別説明会をお申し込み下さい。独自開発の教材をご覧いただきながら、一番教室の指導方針、特殊なカリキュラム、独自の授業展開、学習管理法、現塾生の成績状況など、細かいご説明をさし上げます。ご質問やご相談も承ります。こちらは2時間半程度のお時間を頂戴します。

個別説明会で詳細をご確認いただいた上で、ご家族で十分にご検討ください。お越しいただいた方々に対して一番教室が無理に入塾を勧誘することは一切ありませんので、ご安心ください。

個別説明会につきましては電話でのご予約が必要となります。恐縮ですが、お電話をいただく前に、まずは一番教室のwebサイトをひと通りご覧いただき、一番教室の指導方針や授業へのこだわり、実際に成長していく生徒たちの様子をご確認ください。